なんでも勝ち負けを意識してしまう
勝負が好きなわけでもないのに・・・
職場で勝負する 相手は 「災害」
これは、負けるわけにはいかない
でも、それ以外に勝負なんて必要ない
勝てば優越感
負ければ劣等感
その繰り返し
プライベートな時間は、思いっきり消防職員であることを忘れようとする
職場のことは考えないようにしようと・・・考えている(笑)
もともと、ややこしい人間であることは自覚しているので
他人からは、シンプルな人間だと見られるように振舞う
そもそも、そんなことを考える自体が・・・・ややこしい人間だと
彼女は言う
先日、オッカちゃんと一緒にマラソンの練習をした
その時の話
一緒にスタートしても、オッカァの方が速いので
コースを決めて「ここで待ってて」と俺が説明してから
走り始める
予想以上に、オッカァはグングン俺を離していく
直線道路を走るので
老眼のくせに1.5以上の視力を誇る俺の瞳には
1キロ以上も先を走るオッカァの姿をしっかりと捕捉している
付いていけない・・・・先ずは、ここで1回目の劣等感&敗北感
打ち合わせした、俺を待つはずの場所が近づいている
取りあえず、そこで水分補給をして
屈伸して、大腿四頭筋と下腿三頭筋をほぐし
大殿筋の緊張を緩めてから、再スタート
と、俺は事前に計画したとおりに
事が進むと確信して、1キロ先のオッカちゃんが脚を止めることに
疑いもせず、ひたすら 「その場所」を目指した・・・・劣等感に苛まれながら(>_<)
ところが、この女
走るのをやめないで、「その場所」を通り過ぎやがった!!
それを見た瞬間
俺の血液は全部 頭 に集結した。
なんで止まらない?
ちゃんと打ち合わせしたのに?
あの野郎、場所 勘違いしてるのか?
それとも、気がつかないで通り過ぎたのか?
「そこで、止まれぇ~」と大声を出す元気もなく
出したところで、1キロ先のオッカちゃんには届く筈もなく
あの野郎 なんで止まらないんだ?
どこまでも、俺を突き放そうと言う魂胆か?
お前が、そういう考えなら 解ったよ 解りましたよ<`ヘ´>
俺の怒りは 頂点に
ってか 半分 ふてくされた 子供・・・・
走っても追いつけないし
声を出しても届かないし
俺はとうとう歩き出す トホホ・・・・ここで2回目の劣等感と敗北感
そんな、トホホ歩きを始めた俺を
たまたま振り向いて見つけたオッカちゃんが
Uターンして俺の方に走ってきた
全ての血液が頭に一時集結している俺は
鬼の形相でオッカちゃんを睨み
「テメェ- なんで あの場所で待ってねぇのよ!!!!」
と先に怒鳴ってやろう、と思っていたら
オッカちゃんの方が先に 声を掛けてきた
「大丈夫かい? また膝 痛くなった?」
エッ!? こ こいつ 俺のこと 心配してるのか?
鬼の形相は 膝の痛みに耐えて 必死で歩いてる
そう映ったみたいだ
さっきまで頭に来て
絶対に怒ってやる
怒鳴ってやる
お前の間違いを問い正してやる
と考えていた 自分が スゲェ恥ずかしくなってきた
それなのに 結局は 「その場所」で止まらなかった理由を
聞きたくてしょうがない俺
「あそこで待ってて って言ったべや?」
と 少しだけトーンを下げて やっぱり問い詰めた
「あ~ゴメン 気がつかなくてぇ 」
返ってくる チョー簡単でストレートな答え(笑)
その後に続いた言葉
「そんなに 膝 痛いの?」
あぁ~ 俺
お前に かなわない
劣等感と敗北感は ハンパない ・・・・・・・・・最高潮
0 件のコメント:
コメントを投稿