この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2016年5月26日木曜日

劣等感&敗北感

なんでも勝ち負けを意識してしまう
勝負が好きなわけでもないのに・・・

職場で勝負する 相手は 「災害」
これは、負けるわけにはいかない

でも、それ以外に勝負なんて必要ない
勝てば優越感
負ければ劣等感
その繰り返し

プライベートな時間は、思いっきり消防職員であることを忘れようとする
職場のことは考えないようにしようと・・・考えている(笑)

もともと、ややこしい人間であることは自覚しているので
他人からは、シンプルな人間だと見られるように振舞う

そもそも、そんなことを考える自体が・・・・ややこしい人間だと
彼女は言う

先日、オッカちゃんと一緒にマラソンの練習をした
その時の話

一緒にスタートしても、オッカァの方が速いので
コースを決めて「ここで待ってて」と俺が説明してから
走り始める

予想以上に、オッカァはグングン俺を離していく

直線道路を走るので
老眼のくせに1.5以上の視力を誇る俺の瞳には
1キロ以上も先を走るオッカァの姿をしっかりと捕捉している

付いていけない・・・・先ずは、ここで1回目の劣等感&敗北感

打ち合わせした、俺を待つはずの場所が近づいている

取りあえず、そこで水分補給をして
屈伸して、大腿四頭筋と下腿三頭筋をほぐし
大殿筋の緊張を緩めてから、再スタート

と、俺は事前に計画したとおりに
事が進むと確信して、1キロ先のオッカちゃんが脚を止めることに
疑いもせず、ひたすら 「その場所」を目指した・・・・劣等感に苛まれながら(>_<)

ところが、この女    
走るのをやめないで、「その場所」を通り過ぎやがった!!

それを見た瞬間
俺の血液は全部 頭 に集結した。

なんで止まらない?
ちゃんと打ち合わせしたのに?
あの野郎、場所 勘違いしてるのか?
それとも、気がつかないで通り過ぎたのか?

「そこで、止まれぇ~」と大声を出す元気もなく
出したところで、1キロ先のオッカちゃんには届く筈もなく

あの野郎 なんで止まらないんだ?
どこまでも、俺を突き放そうと言う魂胆か?
お前が、そういう考えなら 解ったよ  解りましたよ<`ヘ´>

俺の怒りは 頂点に

ってか  半分 ふてくされた 子供・・・・

走っても追いつけないし
声を出しても届かないし

俺はとうとう歩き出す    トホホ・・・・ここで2回目の劣等感と敗北感

そんな、トホホ歩きを始めた俺を
たまたま振り向いて見つけたオッカちゃんが
Uターンして俺の方に走ってきた

全ての血液が頭に一時集結している俺は
鬼の形相でオッカちゃんを睨み

「テメェ- なんで あの場所で待ってねぇのよ!!!!」

と先に怒鳴ってやろう、と思っていたら

オッカちゃんの方が先に 声を掛けてきた

「大丈夫かい?  また膝 痛くなった?」



エッ!?     こ  こいつ        俺のこと         心配してるのか?




鬼の形相は  膝の痛みに耐えて 必死で歩いてる
そう映ったみたいだ

さっきまで頭に来て
絶対に怒ってやる
怒鳴ってやる
お前の間違いを問い正してやる

と考えていた  自分が   スゲェ恥ずかしくなってきた

それなのに 結局は 「その場所」で止まらなかった理由を
聞きたくてしょうがない俺

「あそこで待ってて って言ったべや?」

と 少しだけトーンを下げて    やっぱり問い詰めた

「あ~ゴメン  気がつかなくてぇ 」

返ってくる チョー簡単でストレートな答え(笑)


その後に続いた言葉

「そんなに 膝 痛いの?」


あぁ~    俺



お前に         かなわない  



劣等感と敗北感は    ハンパない ・・・・・・・・・最高潮








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