この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2016年7月19日火曜日

団員と職員

任務も目的も目指しているものも、同じ

常勤の公務員として、消防署に交替で勤務しているか
非常勤特別職として、自宅や職場から駆けつけて活動するか

それだけの違い

ただ、制度の違い以上に
消防団には大きな存在意義がある

「自らの地域は、自らが守る」という精神

生業が別にあり
それ自体を職業としている俺たちとは違う
知識や技術や能力は、当然消防職員の方が上でなければならない

敵わないのは、その組織力

そして、もうひとつ
たまに忘れかけてしまう

「消防とはなんだ?」 という基本的なこと

その存在意義や必要性を消防団員から教えられるときが
たまに・・・ある

何故、そこまで一生懸命になれるのか
何故、そこまで自己犠牲を厭わないのか

また今回も、教えられました
平成28年度北海道消防操法訓練大会

「消防技術の向上と士気の高揚を図り、消防活動の充実強化に寄与する」

そんな目的があり、今日まで訓練に明け暮れてきた団員たちが
一堂に集まり、その成果を競い合う

消防操法は本来、競うためのものではないが
北海道代表を決めるには、
やむを得ず、タイムや規律や動作に甲乙をつけなければならない

どの隊をみても、既に目的を達成して出場しているのは明らかで
自分たちの隊はもちろん、応援する他の団員も、その家族も
地域の人達みんなの防災意識を高揚させてきました

全ての消防団の方々を尊敬し敬意を表します























そして、翌日は

第45回全道消防救助技術訓練指導会

消防職員というプロ集団の救助技術を競う大会

こちらは、競う必要がある
プロとしてのプライドと意地と名誉のために
そして、その結果は当然の如く、災害現場に直結させる  云々

と、ずっと長い間若い職員を鼓舞してきた

今も、そう思ってはいるが
直接、指導することもなければ
訓練そのものを見る機会も少なくなってしまった

そんな、身を持って示すことが出来ない立場になって
訓練にも関わらないで来た
そんな俺が

大会当日だけ、彼らにかける言葉なんて
見つかる筈もない

今日まで頑張れた自分を信じて
隣にいる仲間を信じて
今持っている力を出し切れば それでイイ
どんな結果になろうとも
閉会式が終わったら、また笑顔の皆に会いたい

それだけを伝えました











大会終了後
笑顔の隊員なんて
誰一人いませんでした

いる筈がありません

悔しがり、涙し、口を真一文字に結び
整列した隊員たちは
真っ直ぐに俺のことを見ていました

そんな隊員たちに、慰めの言葉をかけるのは
失礼だ と直感的に思い

結果は問わない
ただ、それぞれの立場で
明日から何をすればいいのか
何をしなければならないのか
自分たちで考え、自らの行動に移せ
・・・・・・・
悔しがっているだけじゃ  何も変わらない
泣いている暇があったら、一歩でも前に進める手段を探して
今すぐ行動に移せ  以上!!


あぁぁぁ  いつもの悪い癖
結局、発破かけちまった(>_<)

やり直しができるのが 訓練だ
お前たちの先輩は
もっと凄いプレッシャーがかかる災害現場で
活動してるんだぞ


頑張れ   若者










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