こんなに愛くるしく
ただただ無償に守ってあげたくなる
ただ、そこにいるだけで気持ちが和む
そんな生き物がいるか?
それが、いるんだわ
俺んちに
3日前から
子供たちが、俺に懐かなくなってから数十年
妻が俺に抱っこされなく・・・・・いやそれは言わないでおこう
生物の体温を感じることなんか、これから先、ないと思っていた
そんな荒涼とした人生を送っていた俺を
こいつは、ジィィィィィッと見つめていた
石川町のD○Mホ○マ○クの、あの一角で
遠くにいた俺をジィィ~~~~~~ッと見つめる
その視線に、一瞬で気がついた 俺
狭いケージに閉じ込められ
真ん丸い大きな眼で俺に静かに訴えかけていた
「ボクを、連れてって・・・・」
俺の心臓に ドキュンと矢を撃ちやがった
「お前、俺んち 来るか?」
悩むこと0.5秒
即決!!
熱帯魚の餌を買いに来ただけの俺の右ポケットには
何故か
いつもは入っていない筈のクレジットカードが入っており
何故か、呼んでもいないのに勝手に店員が出てきて
何故か、勝手に俺の手をアルコール消毒し
いつの間にか、こいつを俺の膝の上に載せやがった
「この子、来たばかりなんですよ~ まだ2ヶ月経ってないんだもんねぇ~」
って誰に話しかけてるんだか
あっという間に、俺の購買意欲に火を着けやがった女性店員さんも 可愛かったけど
こいつには負ける
連れて帰るなら、こいつしかいない
そんな俺の、心の変化を読み取ったオッカちゃんが
即効で、買うかどうか迷ってる他の客を押しのけて
しゃしゃり出てきた
「負けて!! ○○円なら 買うよ!!!?」
えっ!?
こんな可愛い子を値切るの・・・
しかも、大衆の面前で値切り交渉始めちゃうの?
恐ろしや~
そんな冷血人間に値段交渉は任せて
俺は、おしっこシートやドッグフードなんかを見ながら
こいつが我が家に来てからの
楽しい生活を思い浮かべながら、店内をウロウロ
その間、契約が済んだオッカちゃんが戻ってくるのを
待つこと30分
何故かガッツポーズを俺に見せ
勝ち誇った顔で向かってきた
どんな交渉内容だったかなんて
俺とこの子の関係には、なんも影響しないし
ただ6月のボーナスは俺に回ってこないことだけが
頭をよぎったことは間違いない・・・・・(>_<)
そんな、トキメキを覚えた日から3日が過ぎ
既にオシッコ・ウンチをする場所も覚えたみたいで
成功確率は90%と凄い高いし、コイツかしこいぞ
めんこい
めんこい
めんこ過ぎて どうするべ
この真ん丸い眼が
俺を狂わせる
ぬいぐるみだって
こんなに可愛く作れないべ
俺が仕事の日は
こうやって悲しそうに
首を15度傾けて訴えるんだ
「行かないで・・・・」 って
あぁぁぁぁ仕事休みてぇ
そうだ、プレミアムフライデーだ
3時に帰って、ワンちゃんと遊ぼう
だけどなぁ・・・日勤者は良いかもしれないけど
消防は無理です はい
どうぞ、やれるところは、やってください
そんな月に一回のプレミアムより
今日から俺は1年365日、24時間86,400秒
常にこの子と一緒いれる日ができた
プレミアムエブリデー さ
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