戦後80年 8月15日
あの時代に自分が生まれていたら
どんな人生を送っていただろうか
お国のため、天皇陛下のために死を覚悟して戦っているだろうか
愛する家族を残し、米兵を一人でも多く殺すための作戦に加わり
理不尽な命令に逆らうこともできず、遠い地で若い命を落としていたに違いない
もう少し早くポツダム宣言を受託していれば
いや、そもそも大国を相手に戦うことが、いかに愚かで無謀なことか
そうじゃない。なぜ自国の勢力を拡大するために他の国を滅ぼす「戦争」ということに真っ先に向かっていくのだろうか
大東亜共栄圏というまやかしな理念を掲げ、中国やアジア諸国の侵略を繰り返した挙句
1941年12月8日 日本は大きな取り返しのつかない過ちを犯した。
真に国のことを国民のことを思うなら、戦いによる被害は最小限に抑えることはできた
終戦を促した連合国が出した案を、あの時点で呑んでいれば
広島には原爆は落とされなかったし、その時点で無条件降伏を受託しておけば
長崎が2番目の被爆地にはならなかったはずだった
そしてもし、8月14日の御前会議でポツダム宣言受託の決定をしていなければ
第3の被爆地は北海道だった
札幌か函館か・・・・
原爆投下によって日本が降伏したことは間違いない
そうでもしなければ日本という国は世界地図から消えていたのかもしれない
しかし、だからと言って原爆を投下しなければ終戦させることができなかったと、核兵器使用を正当化する愚かな人間が現代にいることも事実である。
そんな愚かな人間が、唯一の被爆国である日本の中にもいるようだ
そしてさらに最悪なことに、今は戦争を終わらせるための核兵器ではなく
戦争を始めないための核兵器 抑止力という言葉で核兵器を正当化している
「もし攻めてきたら、お前の国に核爆弾を投下するぞ!!」
「そっちがやるなら、こっちだってやり返してやる!!」
「そんなことにならないように、たくさん核兵器を製造して五分五分の力関係にしておこう」
「そうだな 核兵器さえあればお互い戦うことはないよな」
アメリカンファーストを掲げる国がだ
日ソ中立条約を簡単に破る国がだ
お互いの約束を守るはずがない
人間は、作ったものを試したくなる性分を持っている生き物だ
「使わないために造っている」という単純な矛盾さえも理解を超える愚かな知能を持つ生き物だ
じゃ何のために造ってる?
使ったら、お互いとんでもないことになるぞ 地球は滅ぶぞ
だから、持ってるけど絶対に使わない という抑止力って いったいなんだ?
核保有国の誰もが一線を越えない という保証はどこにもない
人間の愚かな行動は今も繰り返されているのだから
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