この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2013年1月20日日曜日

100%

今日はちょっと考え込んでしまってる
今までの信念を曲げなければならない

消防にとって今起きている災害
目の前の災害に100%の戦力をつぎ込んで対応する
全ての力を、今発生している事案に注がなければならない

持っている組織力
人力、資材力 知力 機械力 全てを
余すところなく使って 目の前の災害に立ち向かっていく

それが消防の災害現場での活動だと、使命だと
そうでなければならない と
今日まで 思っていた

でもこの考えは 危険だ

今 災害が発生していて
この災害に対応しているんだから
別事案の災害が発生しても対応できる人力が   ない

そんなことで
済まされるわけがない

100%の意味を 履き違えていたかもしれない

与えられた組織力で 人員で 全力を尽くせ
この人員で、余すところなく100%の力を使い切れ
そういうことだ

いつ、どこで どんな災害が発生するかわからない
そのために消防は24時間待機している

今日までは
今、この災害が発生してるんだから
別の災害なんて発生するはずがない

別の災害が発生しないんだから
全ての組織力を投入する

あたり前だと思っていた
そんな有り得ない考えを俺たちは
何十年も持ち続けていた

それで いいはずがない
そんなこと あるわけがない

こっちの災害が先に発生していたので
あとから起きたことは 知りません

これじゃ 俺たち消防は何のためにあるんだ?
これじゃ ないのと同じだ

大規模地震のような
一度に大きな被害が発生してしまったような事案では
手が回らない ということは有り得る

しかし
平常時の災害
これは、手が回らない では済まされない

次に起こるであろう災害に備えた消防力
これを待機させた上での
出動した部隊の100%の力ということだ

何故、そんなことに気がつかなかったんだろう

発生した災害に
全ての消防力が出動してしまったのでは
残ってる消防力は ゼロ だ
消防のない町だ

しかし

しかし

しかし

大きな組織力は ない
全ての部隊を出動させても 足りていない

それなのに、次 いつ 発生するかわからない災害のために
戦力を温存しておく

今の災害が終結するまでに
次の災害は ないかもしれない

戦力を温存したせいで
今起きている、目の前の災害を拡大させてしまったら・・・・

自分の中で 考えがまとまらない
堂々巡りするばかりだ

もともと足りていない戦力
1/2に分けて
100%の力を発揮したといえるだろうか

2件目の災害に備えていても
3件目の災害が発生したら どうする?

いったいどれだけの消防力があれば いいんだ
多ければ多いに越したことはない

この町の財政が破綻してしまうまでか?
お金と命 天秤にかけるのか?

結論はどこにあるんだろう

100%の力で 災害に立ち向かうって
どういうことだろう

今さらながら 考え込んでいる ダメ管理職


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