昨年の暮れから 火災が多い
焼死者を立て続けに2回も出した昨年
そして先日は140平方メートル全焼の
大きな倉庫火災
倉庫といっても
農家の物置だから
活動危険的なものはガソリンや軽油が貯蔵してあったり
農機具があったりだけど
今回の倉庫は最先着隊が現着した時点で 既に最盛期
火面長10mで 6口を要する平屋のデカイ木造建物
いやぁ 怖かったね
雪の積もった屋根は、バンバン倒壊してくるし
幸い要救助者なしで、内部進入禁止を各隊に周知したけど
それでも血気盛んな若い職員は入りたがる
隊長さんたちは気を使っただろうな
倒壊寸前の建物は付近から重機を借用して
座屈させながらの残火処理で
鎮火まで結構時間がかかった
途中、吹雪にはなるし、長尺トタンが邪魔で
中まで水が浸透していかないし・・
結局は人力で一つずつトタン類を除去しながら活動となった
最後は、念のため界面活性剤の1%を放水して鎮火とした。
若い職員には「倒壊」という怖さを経験させることが出来たけど
重機による破壊は 火災原調班には ちょっと悪いことしちゃったかな
いくら、鎮火までの措置として合法的な活動であっても
火災原因を究明して、関係者に伝え
類似火災を予防することが消防にとっての責任だからね
再燃をさせないために徹底的に掘り返して水をかける消防隊
火災原因を調査するために現場保存をしてほしい調査班
予防と警防 両立させなければ成果が上がらないのが消防
難しいなぁ
大きな消防のように 消火活動中からでも
同時に原因調査に入れれば問題はないけど
そんなことしてたら、消火活動の人員が足りない
結局は調査班も非番召集して
消防隊引揚後に警察と合同で調査に入る
時間が深夜だと翌朝にまでずれ込む
それまで、消防警戒区域を解除できないで
再燃警戒も含め、朝まで消防隊が監視する
朝まで監視する消防隊も非番員だ
どうやっても人員が足りてない
超過勤務が多すぎる
なにかいい方法は ないかなぁ・・・・・・・(+o+)
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