この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2013年1月14日月曜日

多発

昨年の暮れから 火災が多い

焼死者を立て続けに2回も出した昨年
そして先日は140平方メートル全焼の
大きな倉庫火災

倉庫といっても
農家の物置だから
活動危険的なものはガソリンや軽油が貯蔵してあったり
農機具があったりだけど
今回の倉庫は最先着隊が現着した時点で 既に最盛期

火面長10mで 6口を要する平屋のデカイ木造建物
いやぁ 怖かったね
雪の積もった屋根は、バンバン倒壊してくるし
幸い要救助者なしで、内部進入禁止を各隊に周知したけど
それでも血気盛んな若い職員は入りたがる
隊長さんたちは気を使っただろうな

倒壊寸前の建物は付近から重機を借用して
座屈させながらの残火処理で
鎮火まで結構時間がかかった
途中、吹雪にはなるし、長尺トタンが邪魔で
中まで水が浸透していかないし・・

結局は人力で一つずつトタン類を除去しながら活動となった
最後は、念のため界面活性剤の1%を放水して鎮火とした。

若い職員には「倒壊」という怖さを経験させることが出来たけど

重機による破壊は 火災原調班には ちょっと悪いことしちゃったかな
いくら、鎮火までの措置として合法的な活動であっても
火災原因を究明して、関係者に伝え
類似火災を予防することが消防にとっての責任だからね

再燃をさせないために徹底的に掘り返して水をかける消防隊
火災原因を調査するために現場保存をしてほしい調査班

予防と警防 両立させなければ成果が上がらないのが消防

難しいなぁ
大きな消防のように 消火活動中からでも
同時に原因調査に入れれば問題はないけど
そんなことしてたら、消火活動の人員が足りない

結局は調査班も非番召集して
消防隊引揚後に警察と合同で調査に入る
時間が深夜だと翌朝にまでずれ込む

それまで、消防警戒区域を解除できないで
再燃警戒も含め、朝まで消防隊が監視する

朝まで監視する消防隊も非番員だ

どうやっても人員が足りてない
超過勤務が多すぎる

なにかいい方法は ないかなぁ・・・・・・・(+o+)

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