このまま以前のデブに戻ってしまうのはイヤだし
第一、不健康だ
じゃ次は何を?と考えた時
ヤッパリやりたいことは走ることだった
ということで
次のステージはアスファルトジャングルではなく
野山を駆け巡る
トレイルラン というやつだ
でも、一人で山を走るには危険だし
山親爺さんの縄張りを侵すには命が惜しい
マイナスイオンに囲まれながら林道を走り
体力が続く限り山頂を目指して駆け上がる
もう考えただけでワクワクして鳥肌が起ち
出場するからには中途半端な大会ではなく
上級者向けの種目に出たい!!
フルを走ったことも無いのに
いきなりサロマに出場した
あの時の俺が、60歳にしてまた蘇る
その気持ちを抑えきれずエントリーしたのが
「十勝岳トレイル in かみふらの・びえい」
しかも55kmのエキスパートの部(^^ゞ
今年は25日開催の北海道マラソンには
エントリーしなかった
未経験のトレラン
この日のために仕事を終えてから毎日(いや・・・ほぼ毎日)
函館山を走って登り、それを繰り返してきた
自然が相手だから、どんな状況でも対応できるように
雨が降っても登り、険しい道を敢えて選んで走った
そのせいで 風邪をひいたりもした(T_T)/~~~
55キロぐらい何とかなるべ!?
いつものように
自分に都合の良い根拠を見つけ出し
変な自信を身につけて挑んだ十勝岳
いやいやいやいやいや どしてどしてどして
そったらなまらはんちゃぐなレースではねがったわ(^^ゞ
この時の笑顔は
ニセモノの作り笑顔です
ニセモノの作り笑顔です
半分、ゾンビ状態でしたから(笑)
なんとかヘロヘログダグダで完走はできたものの
結果はこのざまだっけや(笑)
完走者 134名?
エッ!!?
ってことは俺の後ろには
6人しかいない?・・・・(涙)
ほとんどゲッパだっけや(笑)
まぁ最初のレースはこんなもんだべ!!
いきなり優勝しちゃったんじゃ
おもしろくないし
俺以上に練習してる人たちに悪いしな ハッハッハッハ
ってことで
来年も出場予定だし
参考となることを、ここに書き止めておこうと思う
先ずは日頃の練習
十勝岳は活火山だから、登山道は石がゴロゴロだ
一度は駒ケ岳を登って慣れていた方が良い
そして、火山砕屑物の中を下る練習も必要だ
ポールを極みに使いこなす練習しなきゃダメだ
往路の25km付近(避難小屋)まではひたすら登りが続く
ただただ林道を登るだけだ
あそこまで行けば平坦な道に出るだろうという
希望的観測は打ち砕かれ、心も折れる
そんなに急勾配ではないけれど、長いしエンドレスだ
大腿筋と大臀筋が悲鳴を上げるし
スタートからいきなりスキー場を駆け上がるのは
心臓が破れる
ここは無理することなくユックリ登れば良い・・・先が長いんだから
急ぐことは無い
急ぐことは無い
スタート直後から
ポールの補助が欲しいところだけど
混雑している中でのポールは邪魔だし
他のランナーに迷惑が掛かる
ポールの使用は、ランナーがバラける
3~4キロ付近からの使用がベターだ
今回、ポールは取り出しやすいようにウエストバッグに収納したが
折りたたんで纏めればザックの中に収納できるし
全行程でポールは使用した方がいいので
一度出したら収納することは無いと考えても良い
これがなければ、下りも膝への負担が大きくて
完走は危ういところだった
ヘリテイジ ULウルトラライトトレイルポール115cmは
四つ折で短くて、超軽量だ
搬送、収納、使い勝手もちょうど良く
本当に助かったよm(__)m
ウエストバッグの中にはポール以外に
塩飴・デジカメ・古いスマホを入れて走ったが
やはり揺れて走り辛いし、第一 デジカメはスマホがあれば必要ない
ポールもずっと使うし、せっかくサンワドーから1,500円で買ったけど
次回からは出番は無いな
そしてやっぱり失敗だったのはザックの中身だ
初めての参加でエイドには何が用意されているのかも判らないし
問い合わせても返事が来なかった
初参加者には完全に情報不足だな
エイド間の距離が異なるので
補給分の水量も見当がつかず、心配性な俺は
ハイドレーションパックに 2リットルのソルティライチを入れ
胸の両サイドには左側に麦茶500ml、右側に水500mlを装備してスタート
締めて水分補給だけで3kgの重さだ
更に、ルールで決められている装備品なんかを含めると
5キロ超の重さを背負って走ったことになる
なまら重い クソでるだけ重い
次回からは
背中のハイドレーションは予備と考えて500mlで十分だ
今回のような炎天下で気温が高くても
両サイドに1000mlあるし、まず大丈夫だべ
更に更に食料も要らない
7~8時間は走ることを覚悟していたので
ハングリーを心配し
おにぎり1個と魚肉ソーセージ
他にもチョコバーや栄養補助スナック類も持ったが
これだけでも1kgはあったと思う
今回のレースでは、食べたいという状況にはならなかった
歩行区間が指定されているので、そこで歩きながら食べればいいかな?
と呑気に思っていたけど・・・・
なんと、その区間は走れるような場所では無いから、歩きなさいということで
コースの中でも一番厳しい獣道で
しかも山をUターンしてからの下りで膝に負担が掛かる
超難関ゾーンだった(笑)
そんなとこで オニギリなんか喰ってられるか!!
結局
ザバス ピットイン エネルギージェルと
アミノバイタル
パーフェクトエネルギー以外は必要なかった
必要ないものを沢山持ち過ぎて疲弊してしまった感は否めないし
逆に、一番必要な
熊鈴がいつのまにか落下してなくなった事に
気付いた時は、すんげぐ寂しくて、怖かった
俺のように前には付いていけないし
かといって後続のリタイヤ組みとも離れて走っているような
マイペースで中途半端野郎は
前にも後にも誰もいないという状況が何キロも続き
たった一人で延々と続く林道を走ることになる
そこにもし突然
山親爺がでてきたら
俺・・・ここで・・・・死ぬのかな?
俺って、きっと美味いだろうな?
なんて考えてビビリながら走っているので
必要以上に酸素を消費してしまうという悪循環に陥る
そんなトレランとは関係ない余計な心配をしなくて済むように
熊鈴は安物ではなく、ちゃんとした物を用意しなきゃダメだ
今度札幌行ったら
mont-bellで買ってこようっと
ウェアとパンツは来年も同じでいいけど
登りで太ももに纏わり付く感じが気になったので
もう少しパンツは短くてもいいかな
シューズも楽天で買った
ブルックス トレイルランニングシューズ CASCADIA 12
というやつの大き目のサイズ(28.5cm)を履いて走ったけど
なかなか良かった、というか悪いところはなかった
そんな中
今回一番活躍して、持ってて安心感がハンパなかったのは
古いスマホに入れておいた ジオグラフィカ
という登山用アプリだ
運営側で提供してくれたコースのGPXデータを入れておいたので
オフラインでも確実に現在地を示してくれたし
なんといっても、道に迷うという心配をしなくて済んだ
これは、本当に凄い優れもので
バッテリーの消費量も少ないし
来年は、スマホはiPhoneだけにして軽量化を図ろう
そして最後にスケジュールだ
スタートは7時なので前日入りすることになる
今回は主催側が用意したキャンプサイトは
予約がいっぱいだったので
隣接する上富良野町の日の出公園キャンプ場に野宿した
予約料の500円と同じ金額でトイレ、水道、シャワー完備の
素晴らしいキャンプ場に泊まった方がお得だったし
レース当日はゴール後まで車を止めるので
追加料金300円だし、第一変な所に止めるより安心だ
レース前夜のBBQは、一人参加の俺にはチョッと厳しい
極少量しかないコミュニケーション力をそこで使い切ってしまうと
職場に戻った時のコミュニケーション力が足りなくなってしまう気がするので
プライベートではなるべく誰に気遣いすることなく
好き勝手、気ままに過ごしたい
結局この日の夜は
一人さびしく コンビニ弁当だったりもするわけで・・・・・
結局この日の夜は
一人さびしく コンビニ弁当だったりもするわけで・・・・・
さて 次は
9月8日の日曜日
NACトレイルランinニセコ 30キロだ
毎年のように家族でスキーを楽しんだニセコ
あれから20年の歳月が流れ
今のニセコは、外人だらけという話を聞くけど
当時は、「ロッヂ藤井」という
名前が同じというだけで格安に泊まれた宿に3泊ぐらいして
5社共通リフト券でニセコアンヌプリを満喫
3人の子供たちはここでスキーが上手になった(自慢)
今はスキーじゃなくボードになっちゃったけど・・・・
本当に楽しい思い出しかないニセコ
今度は雪のないアンヌプリを、一人で駆け回る
なんだか
哀愁が漂うなぁ~
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