この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2025年11月21日金曜日

家族のために

20年以上に亘って介護の現場で働いたオッかちゃん

俺の給料だけじゃ 3人の子供を大学に行かせるのは実際無理だった。

なのに俺は、スポーツジムに通い、夏はバイクだダイビングだ、サーフィンだ

冬はスキーだボードだとシーズン券で遊び惚けていた。

家族のためにとか口では言いながら、家計のことは全てオッかちゃんに任せて

家庭を顧みることはなかった。

オッかちゃんは、その間 資格を取って介護の職業を選んで働き始めた。

資金を貯めておかなければ将来的に困窮することは判りきっていた。

なんてダメな夫なんだ ダメな父親なんだ・・・・

それでもそんな俺をオッかちゃんは支えてくれた。

「ちゃんと働いてくれてるだけでエライよ」と言ってくれた。

俺のやってることに文句ひとつ言わずに20年間

家族のために、子供たちのために働いてくれた。

感謝しようにも恩返ししようにも、残りの俺の人生じゃ時間が足りない。

今日はそんなオッかちゃんの最後の出勤。

パートだから職場を去るにあたっての行事見たいのは何もない

と オッかちゃんから聞いていた。

そうかぁ 正職員じゃないからなぁ そんなもんかぁ

でも花束くらいは欲しいな  と俺は思ったんだ。

花束ってそんなに貰う機会ってないけど

俺も、定年退職の時に何人かから花束をもらって

照れくさいけどとても嬉しかった。

思い立ったらすぐに行動しなきゃ!!

一昨日、花キューピットにネットでポチッ・・・間一髪で間に合った

職場に俺からの花束をメッセージカードを添えて届けた。


仕事から帰ったら、既に花瓶に移して飾ってあった。

20年間家族のために働いてくれた妻へのささやかな感謝の気持ち

職場の人たちに少しからかわれたらしいけど

妻は感激して涙を溜めて喜んでくれた・・・・サプライズ成功だ


「これからの俺の人生は、お前のためだけにある!!」


間髪を入れずに

「なに調子こいて言ってんのよ!!!!」


いつものオッかちゃんに即効で戻った。




 

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