この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2013年4月3日水曜日

新人教育

北海道消防学校は前期と後期の2回
 
今年入った新人で
俺の署に配属になるのは
6月採用予定の救命士を含め4名

2名が消防学校前期に入るが
残った2名は ただ後期の入学を待ってるかというと
そんなわけには行かない

消防学校を卒業しなくても
消防職員として現場で働き
係の仕事もしてもらう

市民にとっては分け隔てなく 消防士は消防士だ

税金で飯喰ってんだろ!!

はい!! そのとおりです

大事な血税は市民のためだけに
還元できるよう、一円たりとも
無駄な使い方はしません

昨日から組合の新人6人を集めて
座学を始めている

地方公務員法から自治法
消防組織法 消防法

各担当課長や係長が講師となり
初日から消防士の基本を
先ずは頭から叩き込む

今日は俺の授業が2時間だった
週の真ん中で座って聞くだけの授業
正直、辛かっただろうと思うが
流石に消防の世界に夢と希望を抱いて
入ってきた若武者
俺の警防業務という授業を真剣に聞いていたね

今は、あんまり解らなくても
隔日勤務に入る頃には
間違いなく、今日の授業を理解してるはず
いや、そうでなければ、俺の授業自体
やり方が悪かったってことになる

こっちも真剣勝負だww

1週間後、前期入校の半分がいなくなったところで
今度は外での訓練が始まる

災害現場で一人前の働きをしてもらうため
ではない。

災害現場で役に立たなくとも支障とならないため
災害現場で人命救助が出来なくても自分が怪我をしないため

そのレベルまで2ヶ月で仕上げる

ここで、心が折れる奴が毎年必ず出てくる
そんな時は、先輩から手を差し伸べたりはしない

仲間が遅れたら仲間でカバーしろ

その意味を 叩き込む

ある意味消防学校よりも厳しいかもしれない
この2ヶ月間
教官となるのは、昨年入った2年目の先輩消防士だ

中堅職員や係長 課長はそれを見守るだけだ

そうやって、2年生が育っていく

この2ヶ月間は
毎年、初心を忘れかけてる俺たちをも
覚醒させてくれる

大事なシーズンだ

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