この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2018年6月29日金曜日

西野ジャパン・・・凄い!!


いやー 寝不足
って わけでもないけど
オリンピックにしてもワールドカップにしても
遠い異国での開催は、寝ないで起きているのが大変だなぁ

でも、昨日の日本チームの試合は
我慢して起きている という感じでなくて
観戦していて、涙が出るぐらい感動し、鳥肌も起った

スタンドからの大ブーイングの中
選手たちは目先の勝利ではなく
ワールドカップでの戦いに徹してくれた

これは、今までの日本チームには無かったメンタル面の強さと
チームJAPANを率いる、日本人監督の意地と覚悟の現われだと思った

以前の日本チームなら、
『戦って死ね』 という潔さだけを追い求め自滅していたはずだ

特に、FWの選手は、どんなにか攻めたかっただろう
SBは、どんなにか駆け上がりたかっただろう

日本チームはグループH
4カ国の中でも世界ランキング61位と最下位だ
そんなチームが予選で勝ち残るには
文字通り、なりふり構わずという覚悟が必要だ

選手も監督も、応援する俺たちも、それを望んだし
「何が何でも予選リーグ突破してくれ」という思いは
みんな一緒だったはずだ

弱者には弱者の戦い方があるんだ

それにしても
1次リーグの順位を決めるのに、あんな複雑な取り決めがあったなんて
にわかサッカーファンの俺は全く知らなかった
得失点差というのは、なんとなく聞いたことはあっても
フェアプレーポイントっていうのは始めて聞いた

勝敗を決めるのには、単純に点数の多い方が勝ちだから
引き分けっていうのは、本来あって欲しくはないけど
ワールドカップがトーナメントの一発勝負ではなく
一次リーグを総当たり戦にしていて
延長ではなく、引き分けがあるってことには頷ける

4年掛けて戦ってきて
やっと起てたワールドカップという世界最高峰の場に
1回だけ試合して、「負けました」→「はい終り」→ 「帰国」
みたいな大会じゃ こんなに盛り上がらないだろうし
いろんなチームと対戦していくことでチーム力が上がって
番狂わせがあったりすることも、観戦している方はワクワクする
そうやって世界が熱狂するワールドカップサッカーが成立しているんだと思う

そんな中で、ファールが少なくて
フェアプレーのポイントで日本が勝ち上がったということは
これこそ侍JAPANの、潔い戦いをする日本サッカーであり
俺たち日本人が誇れる代表チームだ

そして
そのルールを利用することも
チームを次に進める為には必要な戦略だ

西野監督は0-1でこの試合を落としてでも
一次リーグ突破を決断しました
本田や香川ではなく、キャプテン長谷部を投入したことで
殆どの日本人サポーターは悟り、理解し、納得したと思う

ただただパスを回して、時間を稼ぐという
そんなカッコ悪い戦い方を、選手に伝えることができて
点を取りに行くことだけを考えている選手を納得させることができるのは

キャプテン長谷部しかいない

それは、キャプテンの役目であると同時に
長谷部が、監督と選手から絶対的な信頼を得ている証でもある

組織のトップにいる者の判断というのは
矢面に立つ覚悟があるかどうかで、その時どう動く かが決まる

攻めて負けても、攻めずに勝っても
どちらにしても監督は必ず批判を浴びる
それが、チームを率いる責任者という立場だし
全ての責任を一人で被ることの覚悟は
監督就任要請のときに、この人の頭の中では既に出来ていたんだろうと思う

勝てるはずのなかった2回を戦って
やっとここまで来たのに
調子こいて攻めにいって逆に2点目を入れられたら
そこで日本のワールドカップは終わりだった

そして、今日のスポーツ紙の一面は
「監督は判断を間違った」
「流れを見誤った」
「勝敗に拘る必要があったのか?」  などなど
そんな見出しが躍ったかもしれない

日本は今、Jリーグで戦っているのではない
4年に一度のワールドカップをリーグ戦で戦っているんだ

「サッカーをバカにした」とか
「結果が全てとはいえ、攻めて負けた方がよかった」とか
「他チームの試合結果に全てを委ねるのは唖然とさせられる」とか
国内外で様々な反響がある

特筆すべきは
「スポーツマンシップに欠けた試合」
と、痛烈に批判している某国のスポーツ紙だ

俺から言わせると
「おいおい  お前らがスポーツマンシップを語るなや!!」  
って感じなんですけど・・・・(>_<)

サッカーを格闘技のように当たりにいって
ファールをたくさん取られて
審判に怒鳴り散らしたり 他諸々
そういうのは、スポーツマンシップとは関係ないんですかねぇ?

ファールが少ないと言うことは
安全にスポーツを行う上で一番重要なことだと思うし
俺は強い国とも、そんなフェアな戦いをしてきた
西野ジャパンを誇りに思う

神聖なマウンドに自国の国旗を突き刺すような
そんな無礼極まりない行動を平気でするような
そんなチームとは
まっっっっったく   次元の違う話だ

あくまでルールを極みに利用した戦略の勝利だ

例えが当っているのか判らないけど
野球の敬遠と同じだと思うし
バッターだってバントなんかしないで
皆ホームランを狙い大振りするべきだ
それに
一点取れば勝てるのに
「スクイズするくらいなら三振で負けた方がまだ良かった」
とかって、今時誰も言わないよな  そんなこと

西野ジャパンは生き残った

日本のチームと選手を
もう一度ワールドカップという素晴らしい舞台に立たせることが出来た

そして
日本のサッカーファンに
もう一度ワールドカップで戦うJAPANを魅せることが出来る

結果は、アジア勢で唯一の16強入りだ

次も、  がんばれ  ニッポン



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