この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2016年4月30日土曜日

佐々木翔

佐々木翔

同級生の息子さんで
赤ちゃんの頃から知っている
北斗市が誇る、世界に通用したスポーツマン

その彼が4年前
ロンドンオリンピックで活躍する雄姿を
俺たちは総合文化センターのパブリックビューイングで
応援した

惜しくも
中国の林丹という選手に負けてしまったけれど
その林丹は見事優勝し金メダルをものにした

金メダリストを最後まで苦しめただけでも
佐々木翔の凄さは
北斗市だけでなく日本中を感動させた

そして今朝の新聞

佐々木翔、リオのオリンピック出場が、ほぼ確定

引退を決意してからの
オリンピック出場・・・・

複雑な思いがあると思う
でも、この巡ってきた千載一遇のチャンスを
自分の中でのバドミントンの集大成にしてほしいと思う

負けられない試合
絶対に勝たなければならない試合
優勝以外、意味がない

そんなことを口にする選手やマスコミ

負けて欲しい試合なんてない
だから、応援する方も熱が入る

でも
勝敗に関係ない試合があってもいいじゃないか

一生懸命頑張っている姿を見て
自分たちも頑張ろうって
そう思わせる選手って、そんなに多くはない

そんな姿を
スポーツの原点を
今のスポーツ選手に見せつけて欲しい

スポーツ選手とはこういうもんだ
スポーツとはこういうもんなんだ と

スポーツマンは見る側、応援する側に
感動を与えてこそ一流だ

賭博 違法カジノ 八百長
情けなくて反吐が出る
スポーツ選手は勝負事が好き?
ギャンブルはスポーツか?

スポーツを汚し
憧れであったオリンピックから
スポーツマンシップを自ら排除し
子供たちの夢を奪った罪は重い

再起のチャンスはあるかもしれないけど
そこにいるのは、スポーツという
勝負事をしている、ただのギャンブラーだ

スポーツマンではない

佐々木翔
バドミントン選手では間違いなく国内トップのスポーツマン

だから、応援したくなる

頑張れ
今まで真剣に真面目に取り組んできたご褒美だ

努力している姿を
未来のバドミントン選手の瞳に
しっかりと焼き付けてください







2016年4月25日月曜日

地震列島

日本に住んでいる以上は
地震からは逃れられないのか

大陸から分離した
プレートの上に住んでいる日本人

何故、こんな場所に日本は誕生したんだろう

日出国 日本
黄金の国 ジパング
その印象とはかけ離れた
地震という地球の営みの犠牲に
日本の国土はあまりにも無力だ

熊本地震という、予測不能だった災害がもたらした犠牲は
あまりにも大きく、数多くの尊い命を奪い
今も被災した多くの住民が避難生活を強いられている

お亡くなりになられた方々に
謹んで哀悼の誠を捧げ
また、被災されたすべての方々に
心よりお見舞い申し上げます。

来るぞ?  来るぞ!?  絶対に来るぞ!!
と警戒している東海地震、南海トラフの地震は
その恐怖心だけがどんどん増幅しているものの

実際は、東日本大震災や今回の熊本地震
その前には、北海道南西沖や新潟県中越地震が先に発生し
甚大な被害が起きている。

まるで、「3連動で起きる南海トラフ地震は、こんなもんじゃ済まないぞ!?」
ちゃんと準備しとけ
と、地球から挑戦状を叩きつけられているように思える。

でも、これは地球との戦いではなく
応戦一方の、なんともやりようのない腹立たしさを覚える

どう考えても、素人の俺が思うに・・・・

日本列島は、大陸から分離してから
更に四国、九州は本州から引き裂かれ
今の日本の国土が形成されたとしか
言いようのない地形をしている。
瀬戸内海なんて、まさしくそのものだ

そんな地震列島に住んでいながら
頭でっかちの安定の悪い瓦屋根の家が多く建ち
避難してきた住民には、とんでもない生活が待っていて
毎回、地震災害の度に後手後手の対応が叫ばれ
復興しない内に、またどこかで地震の被害が発生してしまう
その繰り返し

地震で生き延びた命も助けられない
そんな情けない日本を変えなければ
この先、日本という国土はどうなっていくんだろうか???

残念ながら 消防は
自然災害に立ち向かうだけの力はなく
被害が発生した時点で対応するという
災害救助機関の一組織だ

予防できない自然災害なら
せめて、受けとめる準備と覚悟が必要だ

はたして、今の日本に 
それが、備わっているだろうか

「地震だ火を消せ」
この標語と同じように
「慌てて外に飛び出すな」
これもまた、助かるための標語としては
違うのかもしれない

地震列島 日本
生き延びるために必要なことは

準備と覚悟 その二つだ。

がんばれ 熊本
がんばれ 大分
がんばれ 九州






2016年4月13日水曜日

第138期初任教育科入校式

北海道消防学校の入校式に行ってきました。

今年度は、組合から4名の職員を送り
その中でも、1名は昨年度の採用で
既に、当直勤務に入っていて
災害現場での活動も数回経験しての入校です。

一年間、初任に行っていない新人職員として
中途半端な形での当直勤務に
よく耐えてくれたと思います。

その分、消防学校への思いは強く
目を輝かせ、自分への期待感でいっぱいで
高揚感を隠さず、入校申告の時には

「思いっきり暴れて来い」 と送り出しました。

渋谷区幡ヶ谷の校舎と訓練場を初めて見た時の
不安と期待と意気込みとが、ゴチャゴチャに混じった
あの気持ち

今日の入校式で、38年前の自分が、そこにいることを
見て来ました。

国旗に敬礼し、国歌斉唱をする時には
自分の使命と責任を改めて認識し、鳥肌が起ちます。

初任学生の入校と卒業には
若い職員の為に

というよりは

自分の為にも、必ず立ち合いたいと思っています。

消防学校の教官たちが、スタートラインに起たせてくれたこいつらを
今度は俺たちが一人前の消防士に育て、住民の為に働く戦士にしなくてはならない。

その為に、俺の残りの消防人生を懸けたい

俺に課せられた使命と責任に与えられた時間は

そんなに・・・・・多くはない





2016年4月6日水曜日

平成28年度

新たな年度がスタートしました。
個人的には就任2年目を迎え、真価が問われる年です。

3月31日には3名の先輩たちが退職していきました。
まさか、自分が先輩に退職辞令を渡すなんて想像すらできず
一人、また一人と
自分たちを育ててくれた先輩が職場を去っていく寂しさや心細さは
年々強くなっていくような気がします。

そして、次の日4月1日には
6名の新採用職員へ任用辞令の交付
昇任、昇格、異動辞令も合わせて
約80枚の辞令を一人ひとりに「よろしくお願いします」と
声をかけて手渡しました。

先ずは、6名の新人職員へ
一緒に災害へ立ち向かう仲間となったことへの歓迎と
消防職員として、心に刻んで欲しいこととして

「任務と責任を背負った一人の公務員なんだぞ!!」ということ。

消防という職場で、自分の持っている力や可能性をガッツリ発揮して
消防という職業を選んだ自分を磨いていけ。

みたいな、上司というより一人の先輩としてのメッセージを贈りました。


そして、異動、昇任、昇格の職員には・・・・

異動に対する不満、腹立たしさ、情けなさ
いろんな感情が絡んで
なまらテンション下がってるくせに
いい歳こいて、玄関にバッグを放り投げて

「やってらんねぇ・・・消防 辞めるがな!!?」と

自暴自棄になり
機嫌が悪いことに気付いてほしくて
赤ん坊のようにグズッてる俺に

「これでも読みやがれ!!  バガ!!」

おっカちゃんが、床に投げつけていった一冊の本

置かれた場所で咲きなさい(渡辺和子 著)

この中の一説を使わせてもらいました。


更に、
今、この時期に種を蒔かなければ、来年に花は咲かない
どんな花を咲かせ、どんな実を成らせるか
今日が、その第1歩だと伝えました。

そして、管理職や上司、先輩に当たる職員には
若い職員に対して

「希望を叶えるための一歩踏み出す勇気と、不安を打ち消すための、事前準備の大切さ」を
教えてあげてください。とお願いしました。


毎年、4月1日に繰り返される俺の職員への訓示は

その全てが
自分への問い掛けと、自分へのメッセージです。

お前は、それができてるいるか?

お前のつま先は、夢の方向を向いているか?

また1年頑張ってみれや

フレー    フレー     俺