この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2019年4月17日水曜日

信頼の回復

今まで、
何も疑問に思わなかったこと
当たり前だと思い込んでいたこと

問題無いことが正解だと思っていたこと
そもそも
何が正規なのかもわからないで
曖昧な状態が慢性化していること

いろんな過去の事実が
将来に渡って通用することだと思いたくて
変わること、変えることを恐れていたこと

様々な常態が
一瞬にして否定され
今までの間違いが是正される

そして
そのことを実行できなかった俺たちは
一瞬にして信頼を失ってしまう

本当にこれでいいのか?
今やってることは、本当に正しいことなのか?
間違ってることを、正す勇気と覚悟があるのか?

物事の常態化した偽りに気が付かずに
簡単に修正できる偽りの偽りに目を向けて
自己満足に陥ってはいなかったか

失った信頼を取り戻すのは容易ではない
自分の姿を真っすぐ鏡に映し
足元を固めて
正面から鏡に映っている自分を睨み
これは本当に真実の自分かを確認しながら
一歩一歩 信頼回復に向け また歩まなければならない

失ったものは大きいが
小さな一歩から 始めるしかない

皆が集まって結束すれば 
その一歩は確実に刻まれて
大きな歩幅でしっかりと進むことができる

それをやるしか

今は

それしか

ない











2019年4月11日木曜日

初任学生と新任教官


410
初任教育学生の入校式のため
江別市にある北海道消防学校へ行ってきた

今年は組合で6人採用しているので
前期に4人を送り出し
残った2人は後期に入校予定だ

41日に、敬礼の仕方もままなら無い状態で
任用辞令を受け取り
5日間という短い期間に、座学だけで叩き込まれた
消防という仕事の一部分だけの知識を持って
入学した新人職員の内4

今までに経験したことがないような厳しい規律と
今までとは全く違う教育内容
そして、何よりも
必ず身に着けてこなければならないというプレッシャー

親が一生懸命働いて学費を納めて
子供のために通わせてくれた今までの 学校 とはワケが違う

住民が税金を納め、そのお金で
住民の為に働けるだけの知識と技術を身に付け
一人前の消防士になって帰ってくる
しかも、入校中も消防学校の初任学生という
職業として給料をもらいながら学校生活を送ることになる

その違いと意味をシッカリと自覚して過ごさなければならない

自分は何のためにこの北海道消防学校に入校したのか
どんな過ごし方をしなければならないのか
同じ教育の場としての学校でも
高校、大学などと 何が違うのか

大変な5ヶ月になると思うけど
消防士なら誰もが通る道
クリアしなければならない関門の一つだ
絶対に挫けず頑張って欲しい

厳しい訓練や難しい座学
他の学生との人間関係
集団生活の中で如何に自分を見失わずに
協同して物事に打ち込めるか

9月の卒業式が楽しみだなぁ

そしてもう一つ
今年は、その消防学校の教官として
北斗消防署から一人の 「男」 を派遣した

教官として派遣するからには
それなりの職員を送らなければ組織の恥だ・・・
なんていう生温い考えで選抜したわけではない

それなり ではなく
絶対的な自信を持って送り出した職員だ
これからの北海道の消防を担っていく若い職員を
厳しく愛情を持って背中を見せながら
指導して行くことが出来るのは 彼しかいない
という、強い信念を持って送り出した

当然、そんな職員を放したくはないし
北斗消防署にとっては居てもらわなければならない職員の一人ではあるが
派遣期間中に身に付ける指導力と纏め上げる統率力は
彼がいない2年間を穴埋めするのに十分過ぎるくらいの 力 を
蓄えて戻ってきてくれる筈だ

新人消防士と新任教官

どっちが成長してくるのか

勝負してこいやぁぁ!!







2019年4月3日水曜日

新人職員がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!


タイトルの意味 判る人って・・・・還暦過ぎてるんだろうな()

今年も威勢の良い6人の若者が
消防の世界に入ってきた

現下の厳しい財政状況の中
住民の安全と安心が第一と考え
消防力の充実強化として
職員の増員を決断していただいた
組合構成市町の首長はじめ関係者の皆さん
そして管内住民の消防行政に対するご理解とご協力には
本当に感謝しかありません。

その期待に応えられるよう
大事に大事に育て
早く恩返しが出来るよう指導していきます

そして、もう一つ感謝しなければならない相手
全国に700以上もある消防本部の中から
「南渡島」を選んでくれた新人職員にも
「ありがとう」と言いました

残念ながら、女性を採用することは出来なかったけれど
今年度も、また引き続きいろいろとPRしながら
女性吏員の割合5%以上を目指して
頑張らなきゃなぁ・・・まだまだPRが足りないんだろうなぁ

そんなことを思いながら
新年度41
新社会人としてスタートを切った6名の若武者に
辞令を交付しました

希望と不安
おそらく不安の方が大きいのかもしれない
でも、そんな新人を南渡島消防は
期待と責任を持って、心から歓迎し
住民のために働ける消防士として
一日でも早くなれるよう
厳しく適切に愛情を込めて鍛え上げていきます

制服を身にまとって働く消防という仕事は
決して一朝一夕に簡単に一人前になれるような
そんな容易い職業ではない

先ずは、同じ制服を着る者同士
連帯感を強めて、共通認識や仲間意識を持つ
そういう関係を構築していくことが大事で
そのことが最も必要とされる職業なんだということを
制服を脱ぐ日まで忘れないで欲しい

一人前の働きをするためには
仲間の助けが絶対に必要だということ
仲間を大事に出来ない奴
一人で何でも出来ると勘違いしている奴
誰かを敵として位置づけないと
自分を輝かせることが出来ない奴
そんな奴は、絶対に一人前の働きは出来ていない

それと、もう一つ
制服を身にまとう大きな理由も教えなければならない

それは、全員が同じ服装をしているということは
住民はその人個人を見ているのではないということ

この人たちは何をしてくれる人達なのか
何が出来る人達なのか
誰が見ても分かるように
その任務を周りに知らしめている・・・ということだ

当然
その行動には責任と義務を背負って
住民が期待しているような活動が求められる

更には
その活動の中で、一人一人の発言や行動というのは
「一個人の言動」とは住民は見ない

年齢や階級に関係なく
南渡島の制服を着ている以上は
消防という組織の言動として受け取り
それは、良くも悪くも
消防に対するイメージと信頼度を
大きく変えてしまうということ

住民からの信頼がなくなったら、俺達消防は仕事にならない

そういう意味では
一人一人の消防職員は、新人もベテランもなく
組織の代表であり
制服そのものが消防職員としての象徴だということを
教え込まなければならない

今日から、その一員になった以上
勤務中は言うまでもなく
職場を離れたところでも
消防職員としてのプライドと責任と義務を
絶対に忘れるな!!

今日から始まる40年以上の長い消防人生の中には
いろいろな苦難が待ち受けているし
様々な失敗を繰り返して苦しむこともある

でも・・・失敗と言うのは
考え方を変えれば
「上手くいかない方法」を一つ
身をもって知り得た・・・・ということだ
ある意味 成功への道を一つ進んだということだ
何故失敗したのか反省することで
自分が成長する糧になる筈だ

失敗すれば誰でも気持ちは折れるけれども
挫折することを恐れずに
いろんなことにチャレンジして
努力を重ねていって欲しい

そして
このことは新人職員にだけ求めるのではなく
チャレンジ精神が薄れてしまったベテラン職員
俺も含めて、指導にあたる職員自信が
そういう前向きな姿を後輩に見せることが大事だ

そうじゃないと単純に

「あんたに言われたく無いわ!!」

となってしまうからね(T_T)/~~~

憧れだけで入ってきた消防という世界は
厳しい世界ではあるけれど
それ以上に厳しい状況にいる人たちを守るため
助けるために俺たち・私達がいるんだという
自信と誇り

☆ The pride of the firefighters ☆

自分の心と身体を大切に
仲間のことを大事にしながら

今日から一緒に頑張っていこうぜ
若者!!

あぁ・・・
  もう一回タワーリング・インフェルノを見た
18歳の

あの時の俺に戻りたいなぁ




2019年4月2日火曜日

令 かぁ


令和  かぁ
平成の時もピンと来なかったけど
慣れてくるんだろうなぁ

ただ
消防という指揮命系統がある組織にいるからなのかもしれないけど 
元号に  という字は  なにかしら違和感がある

出動指から始まって
から当直指(大隊長)の指示命が入り
隊長の号によって隊員が動く

殆どの災害活動に が付き 消防活動は統率されている

昨日も恒例の新年度人事異動の辞を交付したし
そもそも公務員には「法に従う義務」と「職務命に従う義務」が課せられている
そう考えると、俺たちの仕事は だらけだ

そのイメージは やっぱり命が頭のてっぺんにあるし
「良い」、「立派な」、「めでたい」 なんていう意味があるなんて
まさかの上坂
今回初めて知ったわ(^^

だって
この字って、人という字の下に  卩 だよ?
権力のある人に跪かせて、言うことを聞かせるってことでしょ?
それって なんだかなぁ・・・・

そんなの字が多い消防だけど
公務員の違うところは
俺たちは権力者に従うのではなく「法のみに従う公僕」であるということだ

こうして俺の話は
どんどん元号の話からズレていくのである・・・・いつものことだけど

まぁどっちにしても
令和 の時代が
災害の少ない
争いの無い
平和な時代であって欲しいな

他人任せにするのではなく
平和な時代に  して行こう

ん~  まだ温いな

平和な時代に   していくぜぃ!!

ってな感じ