この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2013年2月28日木曜日

氷の世界


先週は忙しかったぁ

金曜日には函館市にある矢別ダムで
消防の水難救助隊員と函館航空基地の合同訓練

合同訓練といっても
今回はダムの氷下潜水ということで未経験
こちらは手ほどきを受けるというスタンス

先日のナイトミーティングの雰囲気とは一転して
張り詰める緊張感がなんとも気持ちいい

なんたって函館航空基地には羽田の特救隊に所属してた
隊員がいるからね
なんでも教えてもらえるから、凄い勉強になる

流石は海猿
ただ氷の下を潜るだけではない

どう見てもボンベ離脱しなきゃ通れないような鉄輪があったり
あちこち引っかかりそうな網まで設定しちゃってくれたりして(´Д`)

うちの隊員もちょっと緊張気味

安全管理は海保にお願いして

俺はただの見物人と化したわけで・・・(^^;;

写真撮影班です







氷は2層になってて
厚さは50センチぐらい

水温は0.5度
気温はマイナス6度











掘った進入口の水面は
直ぐに凍ってしまうため

俺の役目は
水面に貼った薄氷を
スコップで排除する事

これ けっこう重要な任務なわけで(^O^)








入った隊員に聞いたら
やっぱり、水に入った方が暖かいって

氷の上でじっと待ってる俺は
スゲェ足が冷たくて死にそうだったよ(>_<)



潜水した隊員が見えるけど

既にうっすらと氷が張ってるのがわかる


進入のための開口部は
三角に開けるのがミソだね











初めての氷下潜水をなんとかクリアした隊員の
ホッとした顔が印象的でした。

俺たちは日が暮れる前に引揚げたけど

海保の隊員たちは日が暮れるのを待って
夜間訓練を実施するとのことでした。

どこまでも、想定できる最高レベルの過酷さを求めて
訓練する姿勢に脱帽しました。

函館航空基地のみなさん
ありがとうございました

2013年2月26日火曜日

初めてのフルマラソン

先日開催された 東京マラソンで
長男が初めてフルマラソンを走った

自分の中で、卒業旅行と位置付けした一人旅

中学から大学までトラック競技と駅伝に
全てを傾けてきた長男だから
もしかしたら、2時間台で完走しちゃうんじゃないだろうか

な~んて 淡い期待をしていた俺たちと違って
本人は不安だらけ

まず、走ったことがない距離
大学で走る距離は 長くて20キロ
駅伝以外は5000と10000のトラック

次の不安材料は走る時間
2時間以上走り続ける ということは今まで
練習でもしたことがなかったらしい

大学はLSDとかしないんだね きっと・・・

そして、走り方
俺たちみたいな 4時間ランナーは
踵からの着地を心がけて
膝へのダメージを極力少なくして
前に脚を進める方法で走る

でも、息子たちのような競技者は
根本的に走り方が違う
目指すものが別次元だから
方法も違うのは当たり前か(^_^;)

最後に息子が言ってたのは
頭の中にあるイメージと
体に染み着いた スピード感

要するに
4分/kmくらいのリズムをキープして走れないらしい
ゆっくり走ろうと思っても、気がつけば
3分台で走ってしまうという長年の身体と脳の記憶

まぁ俺に言わせりゃ

「何を言ってんだか
そんなもん マラソン走れねぇ 奴の いいわけだべや」
「カッコつけてんじゃねぇ~よ」

って感じだ

俺のマラソンデビューは 3時間35分だ

長男は 本人曰く 最大の負け惜しみ

前半飛ばしすぎ?
後半 脚が止まった 動かなかった らしい
後半は写メ撮りながら 楽しく走った  らしい

タイムは 4時間50分

プップウ プウッ プッ プッ プ (((o(*゚▽゚*)o)))

腹がねじれるぐらい 笑って 馬鹿にしてやった

勝った

俺は 息子にマラソンで勝った

ヤッタァ~   4時間50分 ってそれって マラソンか?
キャハハハハハッハ
ありえねぇー ウケルゥ~ 4時間50分だってよ

wwwwwww

俺が勝った 俺の勝ちだ 
4時間50分って
俺なら 途中でクソして、一眠りしてても
そんなタイムにはならないぞ  ワラ藁ワラ (*゚∀゚*)

そんな感じで
昨夜、思いっきり馬鹿にしてやったら
息子と険悪なムードになっちまった・・・・・・(>_<)

そろそろ 俺も サロマに向けて 始動しなきゃな

マラソンは 楽しいなぁ





2013年2月18日月曜日

今日も会議

いつもの定例議会を前にした管理職会議

前にも書いたけど
まったく時間の無駄というか
意味がないというか
これやってどうなるの?っていうか

資料の読み上げで終わり
質問も何も 決まったもの読み上げて
補正と新年度の予算なんか
質問してどうなるってもんでもない

そもそもが俺たちが提出した予算だ

必要なものを削られ
消耗品を消耗するなといわれ
新しいものは買うなといわれ
研修会なんか行かなくても言いといわれ

そんな予算に質問もクソもない

俺が会議で唯一 必要と思うのは
それ以外の

その他 っていうやつだ

司会が「他に何かありませんか?」
と言った時が、俺の出番だ

俺は機会あるごとに 人員増を 要望し続けると
当務の部下達に誓った

緊縮財政 そんことは十分承知している

問題は、現状で消防責任を果たせる機能があるか
ということだ

部下達に約束したから
要望するんじゃない
俺自身が、現状に危惧を抱いているから訴え続ける

俺たちは、水と機械と人で 仕事をする集団だ
その一番の要である

人が足りていない

会議で少々熱くなりすぎた
大人気なかったかもしれない

でも 足りないものは 足りない
現状は限界を超えて、不可能を 仕方がない という解釈に変え
そのリアクションは守らなければならない住民にリスクを与える

発展しようとする街を支える防災体制は

崩壊どころか 最初から構築されていない

2013年2月17日日曜日

夜間ミーティング

先週の金曜日

災害救助機関合同夜間ミーティングを開催しました

参加機関は
第一管区海上保安本部函館航空基地 所謂 海猿の皆さん
函館市消防本部高度救助隊のオレンジ軍団

そして 我消防は・・・・・・第3条の救助隊(^^ゞ

夜間ミーティングの趣旨はただひとつ

顔の見える関係の構築

まぁ 簡単に言ってしまうと・・・・呑み会

でもこれが結構大事だったりする

災害現場で他機関と活動するときは
なんと言ってもお互いを知っていなければ
連携は取れない

それには、壁があってはならない
壁を打ち破る、障害があってはならない
災害現場では、障壁をなくす努力をする時間なんて
あるワケがない

要救助者が眼の前にいるんだから

この手の呑み会は
スーツなんかを着てきて
自己紹介なんかして
その中で一番偉そうな人が挨拶して

一部の人達が仕事の話なんかを始めちゃって
結局は、同じ職場の仲間が固まっちゃって

高らかに掲げた 本来の趣旨は、どこへやら・・・・

過去、何回かそんな感じで終わった呑み会に出席したことがある

そこで、今回は スーツ禁止令を出した
硬い挨拶もなしだ

海保の専門官が カンパ~イ と音頭をとり
ミーティング開始

いやぁ 楽しかったねぇ
あちこちで話しは盛り上がってるし
若い者は若い者同士

俺たちアラ4 アラ5も
何だかワケのわかんない話で盛り上がり

予定の2時間は あっという間に過ぎて

今度は〆の乾杯を 俺がやって
「さぁ 2次会行くぞぉ」って感じ

今までだと ここで終了
「じゃまた よろしくお願いします」とか社交辞令でお別れし
結局は 顔が見えないまま 終わってしまっていた(-_-;)

でも、今回は違ってた
24人 全員が二次会へ突入

隊長!!  とか呼んでも

3人の隊長がいるもんだから
誰が誰を呼んでるもんだか

海保の専門官は
相変わらずオチャラケてるし

みんな職場では見せない一面を
見せてくれて
今回の夜間ミーティングの目標であった
顔の見える関係 どころか

奥の奥まで見ちゃった って感じで
目標達成を見極めたところで 解散

いやぁ 実にヨカッタ(^_^.)
最高に楽しかった(^^♪

しかし これで終わったら ただの呑み会だ
この後に実施する 合同訓練こそが本命だ

この合同訓練をスムーズに実施するための
基礎作りが今回の夜間ミーティングの本当の目的だ

合同訓練や、研修会、事例検討なんかを
繰り返してこそ、お互いを知ることが出来るし

お互いの技術
お互いのレベル
一番大事なのは 指揮命令系統の確立

これをやるためには
やっぱり、夜間ミーティングは必要だ

これで災害現場の連携は キマル!

片手を上げて 「よろしく!」 これでOKだ

海だろうと陸だろうと
高度だろうと第3条だろうと

使命と心意気に違いはない
目指すは 人命救助 ただひとつ

同じ、目的を持ってるもの同士
酒を呑むのは ホントに楽しい

次は花見だな(^^ゞ


2013年2月13日水曜日

除雪作業

昨日から今朝にかけて
久しぶりの大雪となった

今年の冬は雪が少なくていいねぇ
って 話してたばかりなのに・・・・・・(~_~;)

そんなわけで今日
消防隊、総出で消防水利の除雪作業を実施した

ポンプ隊と連絡車に分かれて
二方向からの除雪作業

午前中は俺が連絡車の運転手を買って出て
新人二人を乗せて、狭い道路にある消火栓を担当

本来、管理職はそんなことはしないで
黙って、事務室に座って事務仕事をしてればいい

そんな空気があるけれど
俺は、警防活動全体の責任者として
管内の水利状況は把握しておく必要がある
とかなんとか、理由をつけて

ポンプ隊は即出動できる態勢で除雪作業
比較的幅員の大きい道路を担当

俺の連絡車隊は
水利も地理も分からない新人に大角スコップを持たせ
俺はただの運転手ww

水利のある場所に着いたら
新人二人が降りて、セッセと除雪
その間、俺は運転席で待機

  い  いや 次のルートを確認(笑)



今日の作業はこんな感じ

いやぁ やっぱり外の作業は いいやなぁ~

昨晩から降り続いた雪で
消火栓は頭までスッポリ隠れてる

午前中は こんな状態の消火栓を
約50基 除雪した

やっぱり若い職員は
働くねぇ 馬車馬のように働く

この寒いのに
着てきたジャンパーを脱ぎ捨てて
活動服一枚になって
ひたすら、消火栓の雪を除ける


俺もこんな時代があったなぁ

署に帰ってからは
先輩から、今日回ってきた消火栓の場所を地図に書いてみろ
とか言われながら
一生懸命に水利の場所と名称を覚えたもんだ

その時は、先輩から問題出されるのがイヤでイヤで
仕方なかったけれど

「消防人は地理と水利を覚えて一人前だ」って言われながら
必死になって覚えた

あの時の頑張りがあったからこそ
今こうして、新人を車に乗せて
地図を見なくても水利の場所に辿り着く事が出来る

でも、2年のブランクは大きかった・・・・(^^ゞ

場所と名称が一致しない消火栓が何基かあった

まぁ もともと 何も分からない新人だから
俺が間違ったことにも 気付いてないけどね(*^_^*)

途中、販売機で飲料水を購入し、休憩を兼ねて水分補給

「俺は ココア あっ ホットね」

っていうと 新人の一人が

「えっ えぇ~ 課長 ホットですかぁ?」



俺、・・・・・・「だって俺 寒いんだもん」


新人二人は
キンキンに冷えたコーラを一気飲みしていた(笑)

2013年2月7日木曜日

これも仕事です

今日は、観光協会からの要請で
大型高所放水車が出動

市の観光名所でもある樹齢200年くらいの桜の木

法亀寺の垂れ桜

カッコいいっしょ これ

春から夏にかけて
こんな感じでライトアップして
観光客を楽しませてくれます








このカッコいい桜の新芽を食い荒す

 うそ っていう嘘のような名前の鳥がいるらしくて
 これを退治するための新兵器を
枝に取り付けてくれっていう要請です。

新幹線の開業に合わせて北斗市は今 
市内観光を大々的にPRしてて

その中のひとつがこの 枝垂桜

観光協会のポスターにもなってるんだけど
画像が手に入らなかった・・・・・・

リンクフリーにしてくれればいいだけどなぁ

まぁそんなことで 
操作訓練も兼ねて、機関員と隊員と3人で行ってきました

枝にブームが引っかからないように
極みにかわしながらの作業は2時間もかかりました

その新兵器とは
なんと、廃棄用のCDにヒラヒラテープを取り付けた
観光協会お手製の物
これを50個 枝に結びつけるという作業でした(>_<)

ここ2~3年 高所放水車のバスケットには乗ったことがなく
俺は操作は出来ないけど
ベテランの隊員とともに1枚1枚結んでいきました


写真では見えないけれど

枝には50枚のCDがぶら下がり
キラキラと閃いています

作業終了時
操作の出来ない俺は
操作員の横で写メをパチリ

「課長 落ちないでくださいよ」

隊員に注意される俺・・・・

俺 35年前は
東京消防庁のはしご隊員だったんだけどなぁ・・





ブーム越しに上から見る 垂れ桜も
なかなか ワイルドだろぅ?

効果があればいいけどなぁ

取り付けたってことは
春には撤去作業で また要請がくるってことだね

まぁ これも市民のための仕事と思って
ガンバリまぁ~っす


 そんなことで

高所隊 任務終了

異常なく帰署しました


あぁ~  怖かった・・・

2013年2月3日日曜日

地震だぁ


緊急地震速報が入った

オッカちゃんとバアチャンを起こして 居間に呼び寄せた
長男は友達と外出中

もし避難してたら
どこか家族が会える場所を事前に話し合ってて下さい
って 防災講習なんかで指導してるくせに
自分の家族は話してなかった・・・・・

2分くらい 気持ち悪いユックリとした横揺れが続いて
その後 大きいのが来ると思ってたけど
これで済んで 本当によかった

津波の心配もない、ということで召集はない

3.11以来
俺たちの消防でも参集基準を見直した

地域震度4で参集準備
市町村震度で組合管内に震度4があったら 即参集だ

今回は渡島地方東部は震度4
組合管内は 震度3と2だった

沿岸にある消防署
しかも、消防署と出張所 そして二つの分遣所は
津波避難地区に指定されている

大丈夫なのは分署だけ

でもその分署は
非番職員が集まったり
署や出張所の車両が退避集結した時に
消防署としての機能を果たす設備はない


本署の指令室は海から20mしか離れていない
海抜3mの場所
しかも一階だ

119番回線の迂回もNTT頼みで
無人の電話交換局は避難指定地区内にある

ということは NTTの職員が
わざわざ避難地区に来て回線を切り替えるわけがない
そもそも、無人交換局に本局から車で来て
渋滞に巻き込まれ、津波到達時刻までには間に合わない

もっと言うなら
交換局が津波にのみ込まれたら
回線切り替えもなにもあったもんじゃない

俺たちの参集方法も考えなければならない

これが一番厄介だ

今の参集基準は所属署所となっている
これを、修正しなければならない

当務者は 避難広報と避難誘導に出動し
消防署は空っぽになる
兼務する車両は車庫に残ったままだ

津波到達時間までに参集を完了し
消防署の車両を分署まで退避させなければならない

所属に関係なく
署の近くに居住している職員が署に参集し
取りあえず 救助車と高所放水車、化学車を
退避させなければならない
救急隊は真っ先に分署へ直行させる

この参集基準と
震災時対応のマニュアルを
防災計画とリンクさせながら
4月までに完成させなければならない

3.11からまもなく2年が経過するって言うのに
対応が遅いな
熟慮もいいけど即行性も重要だ

津波に立ち向かう事は出来ない

俺たちは
どうにかして消防力を津波から守って
その後に消防活動を展開することで
一人でも多くの市民を 助ける 支援する

これが任務だ

「住民を置き去りにして逃げるのか」

そうではない
ただ、黙って消防署で待機してて津波と戦う?
勝てるわけがない 無意味だ

意味のある行動をしなければならない

「消防が真っ先に退避した」という苦情が来るのは必至だけれど

その後に組織として部隊として消防活動をすることの方が
一人でも多くの命を守ることが出来ると信じている

退避ルールを確立し
津波到達時刻のギリギリまで活動し
そして、最後に決断するのは 津波が来る前に
消防隊も退避する

これを徹底させることが
今後の最重要課題だ





2013年2月2日土曜日

AKB

息子が大ファンだ
誰のファンかは言わないけれど
まぁ確かに人気があるね

俺は ともちん が  って言うのはどうでもいい話で・・・

なんだかお泊りをスクープされたメンバーが
丸刈りにして ヨウツベに出たり

子供にオッパイ触らせて
発売中止になってみたり

このグループって カルト集団か?

普通、恋人と一泊した写真撮られたって
丸坊主にして「グループに残りたい」とか言うか?

ってか youtube見たのかい 俺 (^^ゞ

男の面子丸つぶれでしょ
EXILEの弟分グループのメンバーらしいけど

相手のことなんか、お構いなしに
スイマセンとか ご迷惑おかけしましたとか
私は彼よりAKBを取ります  みたいな

頭おかしくないか この子達

残りたいって 丸坊主にする奴がいると思えば
卒業しますって ともちん が言い出すし

俺の息子のように
AKBのことで一喜一憂してる奴が
日本にどれだけいるんだろうね

平和だなぁ  日本
そんなことやってる間に 尖閣も竹島も 
取られちまうぞ

AKBとは関係ないか・・・・ww