この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2019年11月23日土曜日

圧巻のスピーチ

先日は全国消防長会役員会に出席のため
加賀百万石の城下町 金沢 へ行って来ました

おそらく、こんな出張でもない限り
行くことはないと思われる場所でもあり

いくら神社仏閣城下の類が
大好きな俺たちでも
リストには入っていなかった





前田利家にもあまり興味はなく
まつ という良い嫁さんがいたくらいしか知らないし
どうやって加賀百万石の城下町を造ったのか
戦国時代の功績なんかも調べた事もなく
なんとなく ボォ~と行ってしまった金沢
今思えば、せっかく行ったんだから
兼六園や金沢城公園ぐらいは見ておけば良かったと
ワヤ後悔している

もちろん会議は ボォ~ っとはしていないっすけどネ!!

そこでの話
いつもどおり開催地の市長や全消会の会長の挨拶から始まるわけだけど
感動したのが、石川県知事の祝辞です

県知事としては全国から集まった消防長に石川県を楽しんでもらって
会議終了後は夜の金沢でたくさんお金を落としていってもらいたい

これ定番です・・・・殆どの開催地の知事や市長さんは必ずと言っていいほど入れます
そして、毎回会場からは笑いが起きます

しかし、石川県知事はここからが違った

そういう思いもありますが
一方では、全国から集まったという事は、消防長が地元にいないという事ですから
意見交換会にも出席せず、会議が終ったら直ぐに最終便で早く地元に戻って
地域の皆さんの安心安全の為に働いていただきたいという思いでもある

更に 知事はこう続けた

これは、私の判断で決めることが出来ませんので
どうするのかは、消防長さんたちにお任せいたします・・・と

ユーモアたっぷりの  圧巻のスピーチでした

このスピーチを聞いて、俺は予定を変更し最終便で北海道に帰ってきた
というわけにも行かず・・・・
予定どおり翌日の飛行機で戻ってきたわけで(-_-メ)

ただやっぱり一理あるなと思うのは
北海道から金沢は交通の便が悪い
全消会の会議は、政令指定都市で開催されるので
全国各地で行われるわけで
田舎から向かうには、少しハンデがある
午後からの会議でも、前日入りを余儀なくされ
仮に会議が午前だとしても、当日は戻ることは不可能で
結局は翌日の便になる

出来れば、一番行き易い中央の東京で毎回開催してくれた方が嬉しいし
行きやすいということは、帰りやすいということでもあり
何かあれば、とりあえず北海道には戻れる

地方の活性化だとか、開催地負担の分散だとか
俺みたいなアホには判らないいろいろな理由があって
そうなってるんだろうけど
やっぱり
飛行機乗り換えなし
列車 一本 で行ける東京開催が
地方の田舎消防の長としては助かる

という提案を本会議でぶちまけて来たわけでもなく
会議は滞りなく終了しました   って話です


次は北海道支部の役員会があるわけで
その場でチョッと話をしてみようと思う
せっかく役員として会議に出てるんだから、思ってることは喋らなきゃな(^^ゞ

石川県知事のように余裕で喋れればいいんだけどねぇ
流石のスピーチ

勉強になりました <m(__)m>








2019年11月2日土曜日

祝 札幌開催

東京オリンピックのマラソンが
北海道、札幌で開催

道民にとっては 棚からぼた餅
思いがけない 天からのプレゼント

いろんな課題があるだろうけど
一つずつ解決していって素晴らしい大会にしたい
ボランティアに申し込んじゃおうかな!?

ただ、その一方で東京には申し訳ない気持ちもあり
市長も知事も満面の笑み
ってわけにもいかないみたいだ
都民の気持ちは理解できるし怒りは収まらないのも解る

政治の世界は判らないけど
北海道の陸上競技会にとっては
これ以上ない最高の2020になることは間違いない

マラソンがみられるなら 札幌まつりもビヤガーデンも北海道マラソンも
全部いらない
それくらいうれしいし、絶対に成功させたい

ただ
マスコミの扱い方って  なに?
特にテレビのワイドショー
札幌をまるで悪者扱いじゃないか
コースがどうだ、景観がどうだ、高い建物がないだの
東京よりも暑い日があるだの
まるで札幌が会場を横取りしたかのような扱いだ
選手のコメントを紹介するときも
わざとトーンを下げてガッカリしたような読み方をして
印象を悪くしている
在京キー局だからそうなのか?
これも報道の自由なのか?
表現の自由なのか?

道民から見たら情報操作にしか感じられないけど?

同じ日本でしょう
IOCのやり方には疑問はあるだろうけど
それと札幌市とは関係ないべや

決まったからには
みんなで盛り上げよう!!  ぐらい最後に言えや!!

問題解決はそれからだ









2019年11月1日金曜日

沖縄の魂

朝起きたらテレビのニュース映像に驚いた
こんな燃え方する建物って・・・なんだ?  どこだ?

なんと日本だ
しかも、あの有名な沖縄の首里城だ

一瞬見て
これは消火できない!! 隊員が死んでしまう

日本の国宝や世界遺産は殆どが大型木造建築物
しかも、その中には文化財がたくさん納められていることから
内部進入して延焼を防ぎ文化財を守りたい

消防隊員なら誰しもそう思っているし
日本中の視聴者もそう思っている

「なんであんなところから放水してんだ?」

しかし、あの火災は無理
瓦屋根は火災時には消防隊員にとって凶器となり降ってくる

延焼拡大を防ぐのが精一杯だ
城というのは外敵の侵入を防ぐために
入り口も少なく、攻められないような構造になっていて
内部も敢えて複雑にしてある
そんな状況で
あの程度で鎮圧させた沖縄の消防に敬意を表したい

パリのノートルダム大聖堂が焼け落ちる映像を見たときもショックだった
数年前にも韓国の崇礼門が火災になっているし
世界遺産ということは、世界全人類の損失ということになる
沖縄の人達にとっては 魂そのものだ

この火災を受け
奈良や京都の消防が間髪入れず緊急査察に出た
そのスピード感は見習わなければならない

火災が起きたら対応が困難な建物は
絶対に火災が発生しないようにするしかない

消防による予防行政の真骨頂を発揮して
国民の生命 身体 財産を守っていかなければならない

死傷者が出なかったことだけが唯一の救いか
がんばれ 沖縄