この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2020年2月25日火曜日

喪失感から充実感へ

あぁ 予定が全部崩壊していく
誰を恨むわけではないし
新型コロナウィルスが  ただただ憎い

今後の為に欲しいと思って密かに勉強していた
危機管理士という資格・・・
4泊5日で東京開催の講習会と試験に有休を使って遠征したのに
なんと!!
東京についた翌日の講習会場で中止を知らされる
という、なんとも怒りの矛先が見当たらない事実を突きつけられる羽目に
おかげで、超早割で購入した飛行機のチケットは
取消料と新規購入でとんでもなく赤字になってしまった

しかも、何の知識も得ないまま東京から帰ってきたという
空虚感? 虚脱感? 喪失感?
何とも表現し辛い、心のモヤモヤ

北海道も感染が拡大しつつあり、既に全国で2番目に多くなってしまった
この1~2週間が極めて重要だという知事の発言を受けて
道は感染症対策特別チームを立ち上げている

こんな状況で、在職中苦労を掛けたオッかちゃんに恩返しを
と予定していた「京都一周トレイル」も、悩む余地はなく 中止だ
オッかちゃんも、俺の職場での立場を理解し納得してくれたけど
既に支払っている旅行代金のキャンセル料
20%取られてしまったことには納得していないようだ(怒)

オッかちゃんの怒りは、俺が治めるにしても
俺の心のモヤモヤは、いったい誰が癒してくれるんだ?

誰もいない・・・・自分で解決しろってか
そうだよな、自分が悪いわけでも、誰かが悪いわけでもないんだから
こんな時は
気持ちを切り替えるしかないんだよな

今までだって、そうしてきたじゃないか

そんな時に、あの方(女分団長)から連絡が
 ほくほく瓦版 アップしましたよぉ
       ↓
ほくほく瓦版 「その時 どう動く」

どうだこれ?
一気に気持ち切り替わったさ
単純な細胞しか持っていない俺だもの

この記事が載っただけでも
なんだか、満足感? 充足感? 充実感?
ちょっとだけ満たされちゃった感が
荒んでいた俺の心を包んでくれた

こうやって、60年生きてきたんだもの
この先、何があったって俺は
切り替えれる男になっていられるはずだ

誰かの力を借りながら




2020年2月18日火曜日

生涯 一消防士

6年前
制服を着て業務にあたる役職となってからは
活動服に袖を通すのは
予め決まっている日程どおりに行われる
訓練の日だけだ

業務中、突発的に発生する災害に出動するときは
制服を脱いでYシャツの上に防火衣を着て出動した

本来はあり得ない装備だ

活動服は災害現場で動きやすいような機能と
難燃性の生地でできている特殊な服で
どんなに暑い日でも火災出動時には
必ず着用することが義務付けられている
これは、自分の身を守る為のイロハのイだ

今日は午前中、管内の対象物で訓練があり
久しぶりに活動服に防火衣というフル装備で
訓練を査閲してきた

活動服に着替えただけで
その瞬間から
現場最高指揮者として出動していた
あの時の緊張感と
若い時の無鉄砲だった
あの頃の自分に戻った気がする

でも
おそらく、これが活動服を着る最後だ(/_;)
なんだか、ちょっとセンチメンタルジャーニーに浸っていると

午後から、地元の ほくほくかわら版 の取材があることを思い出した

なんでも、今年度で退職する人たちを取材してるようで
それなら!!  ってぇことで
最後に活動服で写真撮ってもらおうと企んだわけさ

そもそも俺は制服が似合わない
というより、あまり好きじゃない
白いワイシャツにネクタイ締めて
ダブルの制服に身を包む・・・・

肩が凝るし、いかにも活動的じゃない
椅子に座って一日中書類とにらめっこして
ハンコを押すだけなら、それでもいい

でも俺は  俺は   俺は

俺は  生涯 いち 消防士でいたいんだぁぁぁぁぁぁ!!!!

とか、なんだかんだ御託を並べ

「写真撮るなら、活動服で撮ってください」
と、無茶な注文をして
「やったぁ  最後の活動服の写真が残せるぞ」
とワクワクしながら着替えた

そして 
撮ってもらったのが、このワンショット

あまりの嬉しさに
満面の笑みやないかい!!

もともと締まりのない顔が
更にニヤついている(笑)





シャッターにロゴが入っている消防車を背景に
還暦のファイティングポーズ

更に調子こいて
車庫で整備をしていた係長を無理矢理引っ張ってきて
記念撮影
仕事中 邪魔して
スンマセンでした

活動服  最高!!
ヘルメット 最高!!
この気持ち
わっかるかなぁ・・・
わっかんねだろうなぁ・・・



おそらく、これが最後の活動服

最後まで

俺は

いち

消防士で いたいんだ









2020年2月14日金曜日

朝令暮改

昨年のサロマで終わりにした・・・・・・・・はず
なのに
    なのに
          それなのに

またエントリーしてしまいましたぁ~


もう終わりだって言ったっけやぁ
サロマ湖とオホーツク海に別れを告げてきたっけやぁ
あれは何だったのよ??

という声が聞こえないわけではないが
俺の耳には届かない

サロマンブルー先行枠が有効な内は
エントリーしちゃうもんねぇ

昨年サロマンブルーを達成した相棒が
足形をとるまでは、きっちり見届けたい
奴がいなかったら俺も達成できなかったしね
恩は返さなきゃ

6月には、どこで何をしているかわからない状況で
19,000円も掛けてエントリーしちゃう俺も俺だけど

この先、練習のモチベーションがアップすることは間違いない

朝令暮改?   ケッコゥじゃないですか~
二転三転?   俺の為にある熟語でしょ

常にPDCAサイクルで俺の人生は廻ってるのさ

さぁ新年度は、いろんな意味で挑戦の時だ

また、走り出すぞ!!









2020年2月10日月曜日

令和元年度「渡島檜山消防職員意見発表大会」

今年もまた審査委員長という大役を任された

連続5年もやってるんだけど
まぁ俺があまりにも立派な消防職員で
他の模範であるから・・・・
ってことではなくて、単純に「充て職」だけどね

だいたい、俺みたいな人間が審査してホンマにいいんかい!?
自分も若いころ発表したことがある
っていうならまだしも

まったくそんなこともなく、推薦されたこともなく
発表してみようかな?なんて考えたこともないくせに
人の発表内容や発表力を審査するなんて
できるわけないべや

・・・・なんて 
思って
たんだけど

これが意外に、できちゃったりするんだわ
要するに、「自分ではできないくせに、人には注文つける」 ってやつだ

そんな、人として、一番やってはいけないことを
俺って、いとも簡単にできちゃうんだよね

だけど、自信持って言えることは、唯一つ
俺の審査は厳正で公平だ ということだ(-_-)

ってことで、今回で最後になる「審査委員長の講評」
ってやつをやってきました

ヤジが飛び交い、ブーイングの嵐
という雰囲気ではなく
流石に公的行事なので、みんな真剣に講評を聞いてくれます

観客席に座っているのは殆どが消防職員なので
別にどうってことはないんだけど
俺以外の他の審査委員たちが、「こいつ、何喋るんだ?」的な
ワヤ真顔でステージを見つめるもんだから
こっちも緊張してしまうんだけど

それはもう、今回で最後、俺は退職するわけだから
ある意味、怖いもんなしだ()
委員長を任されたからには、なんでも喋っちゃうもんねぇ~

講評の構成としては
先ずは発表者の労をねぎらって
会場まで来てくれた方々と、準備で大変だった事務局の皆さんに
感謝と御礼を伝えて・・・

更に、今日まで、協力や指導をしてきた所属の方々にも
お礼を言った

次に今回の意見発表全体の講評という事になるんだけど
今回も様々な考えや、意見を提案してくれたので
ひとつには纏めきれてないんだけど

ザックリ言っちゃうと
消防の現状と、「今後」ということに課題意識を明確に持っていること
言い換えれば
若い職員は、今後の消防に対して憂慮している・・・ということだ

これはもう、聞いている側
特に、俺たちのように管理職として
組織をマネージメントする立場の人間にとっては
グサッと胸を突かれる、そんな内容だった
と正直に言いました・・・・だって、そう感じたんだもん
しゃ~ないべや

あとは、これは毎回必ず言うようにしていたのが
発表内容は所属長の承認を得て
消防本部を代表して発表してる内容なんだから

受賞云々に係わらず必ずやれよ!!

ということだ

更に俺の無責任な講評は
再来年度、令和3年度から変更になる審査項目の一部変更にも触れた

たびたび、審査に関する部分に変更があるけど
この意見発表会の目的、いったい何を、何処を目指してるんだ?
ってことだ

俺たちが聞きたいのは、若い職員の自由な発想と本音であって
この発表会の為に、無理やりひねり出したような提案だったり
入賞を狙って普段使わないような飾った言葉だったり
審査員を意識したオーバーな表現なんかじゃない

審査の基準に左右されることなく
強い意志と柔軟な思考力で自分の考えをしっかりと伝えてくれ

あぁ~ 原稿に書いてないことまで、ぶちかましてしまっただぁ・・・・

今回発表してくれた道西地区の職員たちは
みんな、その辺のところはしっかりと押さえていたし
これからも、そうであって欲しい

その方が、みんなに伝わるし、周りを巻き込みやすい
組織を代表して発表してくれたんだから
発表者が一人で孤軍奮闘することじゃない

一人の100歩より、100人の1歩の方が
力強いことを俺たちは知っている


偉そうに言えば
消防という組織は

そういうもんだ


またひとつ最後の仕事が終わった・・・・・あと50日(寂)