この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2015年4月29日水曜日

第62回 大沼湖畔駅伝競走大会

毎年、出場しているこの大会

今年は当務の選手が多くて
北斗消防チームと七飯消防チームの
合同チームで出場

さぞかし、凄い奴ばかり集めて
もしかしたらブッチギリで優勝か?
なんて思いながら

オッかちゃんと 差し入れのミスドーを買って
ワクワクして大沼へ応援に向かった

着いた時には、ちょうど2区と3区の中継時だった

アナウンスが順位を伝えていて
既に23~25位くらいのチームだったけど
当然、上位でトップ争いをしてるだろうと思い込んでいる俺たち

あぁ~ 襷渡し間に合わなかったかぁ 残念
まぁゴールが見れればいいかな

とか思いながら、その場を離れようとしたら
耳を疑うようなアナウンスが・・・・

『31位 七飯消防署 が 今来ました』

はぁ? なんだって?
なにかの間違いじゃ・・・・
もしかして、2チーム出たのか???

と思いながら 振り向いてコースを見ると
なんと、そこには必死になって走ってくる
北斗消防のエース H士長が
コタコタの状態で入ってきた

えっマジっすか?
31位って・・・をい    現実だったのかぁ   Orz

その後3区と4区も頑張って
それ以上順位は落とさなかったけど

43チーム中31位って

テメェ~ら 消防の名を語るなぁぁぁぁぁぁぁ!!

って まぁしょうがないか

聞けば1区は 俺のサロマの相棒 T課長だったらしい
仕方ないな
俺たちの仕事は曜日に関係ないし
もし、ベストメンバーを組めれば、実業団でも
ニューイヤァーに出れるかもしれない実力が
あるかもしれないと思われるかもしれないくらい
凄い奴がいるかもしれないチームだけど

今日は、当務者が多くて巡り合わせが悪かったな
T課長が出場したってことは
どうやっても、やりくりがつかなかったってことだ

走った後の エースH士長 
火の用心旗が 寂しく 揺れていました

まぁ
ミスタードーナッツでも喰って

また明日から
その心意気と体力を
市民の為に使ってくれ





大会終了後
俺とオッかちゃんは
洞爺湖マラソンに向けて
大沼湖畔を1周した

キロ5分で刻むはずだった俺のペースは
8キロ付近からみるみるうちに落ちていき
9キロあたりからは
オッかちゃんの背中を見ながら走ることに・・・・・

あぁ 情けねぇ
全然身体が動かねぇ

とか考えながら、前を走るオッかちゃんを追っかけていたら

前方から来た、派手な色の自転車の男性が止まって
俺に話しかけてきた・・・

「頑張りますねぇ」

そりゃ 頑張るべや オッかちゃんに負けてるんだから
それにしても、すれ違いざまに声かけるならまだしも
わざわざ自転車止めてまで、普通なら声かけないよな??

俺がオッかちゃんの後ろを走ってることを知ってるのか?
それとも、あんまり苦しそうに走ってるから
この人大丈夫かな?と思い意識確認したのか?
まさか、そんなんでサロマに出ようなんて考えてるんですか?
ってバカにしてるのか?
いや違う、もしかしたら、ダイエットの為に頑張って走ってる
ただのオッサンだと思い、あんまり無理しないでください
とか、気を使ってくれてるのか???

とか、いろんなことを0.5秒間で考えた結果
勇気を出して尋ねてみた

「すいません どちら様ですかぁ」

「あぁ 函館のSです」 とサングラスを取ってくれました

なんとビックリ 函館消防のS課長でした
なんとまぁカッコいい自転車にカッコいい出で立ちで
颯爽と現れ

っていうか 俺も帽子とサングラスをかけてるのに
よく、俺だって判ったなぁって
感心しちゃいました

やっぱ庶務をやる人って 人の顔を覚える才能に長けてるんだろうなぁ

S課長に元気づけられ
何とか残り4キロを走りぬき
今日のランニングは終了

さてさて 間もなくゴールデンウィークだ

走り三昧するぞ
絶対に走るぞ

5日間で100キロは走ってやるぞ
ノルマは達成するためにある    




はずだ






2015年4月21日火曜日

あぁ やらかしちまったよ

それまで、緊張しながら
超真面目な顔で
火災予防や今後の方針や
経歴なんかの取材に対応してたのに

「はい、じゃ取材は以上です」
ということで
仕事とは関係のない趣味の話なんかに移り

マラソンのことで
「実は、サロマに今年も出るんですよ」
なぁ~んて ちょっと自慢げに話してる時の

緩んで、ニヤついた一瞬をカメラは逃さなかった・・・・

それまでは、キリリとした男前で何枚か映っていたはずなのに
使った写真が、あの締まりのない

こいつに、消防任せて大丈夫か? 的な
ユルユル笑顔の写真・・・・

えぇぇぇぇぇぇ これ使うぅ?  みたいな

同級生やフィットネスの仲間から
昼休みに電話がっかってきて

なんだか、人の良さそうなオッチャンって感じで
イイんじゃね~の?
 
と、慰めとも、冷やかしとも受け取れるコメントが多数・・・

午後からは
渡島地方支部理事会で
他の理事さんからも
「おぉ、今日の朝刊に載ってたねぇ」と声を掛けられ

懇親会終了後の流れで寄ったスナックのママにも
「あれぇ ちょっとぉ 今日さぁ 新聞載ってたよね ハハハハ」とか

あぁ 地元新聞の力って凄いなぁ
普段、俺はあまり気にしてなかった記事だったけど
みんな、ちゃんと新聞で情報収集してるんだね

今度から 俺も 地元記事だけでも
ちゃんと見るようにしようっと

いずれにしても
やらかしちまった というか
やられたというか
笑顔の写真が新聞に載ってました

以上 

報告 おわり

2015年4月14日火曜日

署長会議と、もう一つ

明日は、組合3消防署の署長が集まって
今年度の行事と方針を決める
大事な会議だ

そして、もう一つ大変なことが・・・・ある

地元新聞の記者が取材に来るらしい・・・・
消防に? 俺に?   どっち?

えっ!! 俺かよ・・・・('◇')ゞ

マジッすか

こりゃ大変だ
ちゃんと、髭剃って 髪をとかして
身だしなみを整えなきゃ
って そういうことじゃなくてぇ~

なんてったって消防は凛々しくなきゃダメだ
子供の、将来なりたい職業 トップに返り咲くためには
第一印象が大事だし
最後まで、その姿勢は崩してはいけない

南渡島のイメージが
俺の放つ独特の はんかくさいオーラで汚してしまったら
歴代の消防長に申し訳が立たない(≧▽≦)

あぁ~ そこんとこ自信がない

でも、自分がどういられるか
      そこんとこ ちょっと楽しみ(;´∀`)





2015年4月10日金曜日

走れてない

もしかして
洞爺湖マラソンまで1ヶ月ちょっと?
サロマまで2ヶ月ちょっと?

こりゃマズイよ
今までにないくらいに チョーまずい

走れないとか
遅いとか の問題ではなく

まったく走れてない
練習できなくて ヤバイじゃ

という泣き言を
七飯の相棒が電話で訴えてきやがった

奴も今年度から管理職

ハッハッハ管理職の苦しみが、やっと解ったかぁ~
もっと苦しめぇ~
その先に見えるものは・・・・・・・リタイアだぁ(*^。^*)

まぁいいさ
俺たちは実業団の選手でも
オリンピックを目指してるわけでも
箱根のようにチームの為に自己犠牲を払う必要もない

ただの、マラソン好きな オッサンに過ぎない
走れる時に走って
走れないときは、黙って仕事してろって感じだ

気楽にいこう




なんて、思ったことは一度もない

今までだって
何とか走る時間を作って練習して
試合に挑んできたんだ

俺たち、おっさんランナーにとって
練習時間を作ること自体が、既にレースなんだ。

そして
マラソン大会出場は 試合だ
それまでの自分と、スタート地点に起っている自分
そして、ゴールに向かっている疲労困憊の自分

全ての、その時の自分と闘うための
試合なんだ

そして、最後は自分を誉める

それは、ゴール後の自分かもしれないし
収容バスの中の自分かもしれない

でも、そこまで来れた自分に最高の賛辞を贈る

また 次があるさ って
戦いに敗れて なお ポジティブでいられる自分を育成する

自分には、何回でもチャンスがあることを自覚させる

なんていう、ややこしい論理を今から考えて
走れてない自分を慰める(;´∀`)

さて、明日は久しぶりにLSDにでも
挑戦してみるかな









2015年4月5日日曜日

真っ直ぐな瞳

駆け抜けた3日間

今まで経験したことのないスピードで
一日が過ぎて行く

4月1日
早朝に自身の辞令を受け
即行で北斗署に戻り
今度は、職員への任用辞令の交付と訓示
七飯と鹿部に行って
戻ってきたのは昼過ぎだった。

車に酔う俺は、途中運転を代ってもらったりして
本部の職員にとっては、本当に迷惑な話だ・・・・(≧▽≦)

午後は、今年度採用の8人の新人類
いや、新人への座学で 訓育 という1時間が俺の担当だった

言ってみれば、俺だって同じ1年生だ
期待に胸を膨らませ
そして、それ以上の大きな不安も抱えている
そんな気持ちは十分すぎるくらい伝わってくる。

そんな若者たちの前で、俺が発した第一声は

「筆記用具は片付けろ」でした。

今から1時間、俺が話すことは
メモを取って、後から読み返すとか復習するとか
そういうものではない

辞令を受け取った、その瞬間から彼らは
既に、いろんな権限と義務を背負った消防士です。

たった今から、退職辞令を受け取るその日まで
絶対に捨ててはならないこと
絶対に忘れてはならないこと
そして、絶対に守らなければならないこと

この3つを、彼らに伝えた。

姿勢を正し、真っ直ぐに俺を見つめるその瞳は
こっちが圧倒されそうなくらい純粋で
気迫に満ちていて、輝いていました。

授業の最中、俺は自分の言葉を
そのまま、自分に問いかけていました。

捨ててはいないか?
忘れてはいないか?
守っているか?

1年に1回でも
この時期、自分に問いただしてみることも必要だな

そして
翌日は就任挨拶で近隣を廻った。

いつも、思うことは
迎えてくれる管理職の方々の雰囲気作りには
本当に敬服のほかはありません。

こちらの緊張を理解して、その場の空気を和ませてくれる
その心遣いは、たいへん勉強になり
見習わなければなりません。

制服を着た、ガチガチの公務員であるが故の
堅いイメージは、時に不愛想な印象を与えてしまう場合がある。

柔と剛の使い分けが上手にできる人間こそが
制服を着る価値があるんだと、俺は思う。

また、ゴチャゴチャと
ワケのわかんねぇことを長々と書いちまった・・・・・・(;´∀`)

新たなスタートに
気合は空回りしているけれど

あの若者たちの
真っ直ぐな瞳に応えられるような
組織づくりをしていかなきゃな

1年1年 頑張るぞぉ~ おぉぉぉぉ




やっぱ                       空回りしてるわ