この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2018年12月20日木曜日

訓練の目的

消防職員にとって災害対応訓練は
職務を完遂する上で、欠かすことのできない義務であり
それ自体が職務だ

様々な災害を想定し、先に疑似体験して
ある一定の初動対応まで決めておくことでもある

個々の基本訓練から始まり
チームとしての小隊規模の訓練
そして、他隊と連携する中隊訓練
指揮隊の統制下に入り部隊として動く大隊訓練

最近では、住民の前で「想定外」という言葉は
軽々に口に出すことはできない

消防には、あらゆる災害を想定して準備しておくことが求められ
災害活動時には当然のように「消防は訓練しているから大丈夫」 と期待され
それに応えなければならない

訓練を企画し、管理職を経て起案が回ってくる
その最初に書かれていることは
何のためにこの訓練を実施するのかという  訓練の目的

そんなもの、いちいち書かなきゃ消防職員なのに解らないのか?
なんて、野暮なことが言いたいわけではない

仮に・・・仮にだ
「実際こいつ、何のために訓練やってるのか解ってんのか??」
という積極性に欠ける隊員がいたり
訓練自体やりたがらない輩までいたとしたら

「そんな奴、消防に必要ねぇ 辞めちまえ」  とか
「もう一回。初任教育から勉強し直して来ぉぉ~い」 とか
そんなこと口と態度に出したら パワハラでアウトだ

俺自身、過去何回も先輩や上司に言われたフレーズだけど
今は、そんなことが通用する時代じゃないし
言う必要も無い
温故知新は当てはまらないし
旧態依然の時代錯誤も甚だしい

放たれたその言葉で、メラメラと闘志が沸いて来て
「ゼッテェ お前を追い越してやっかんな!!」なんて
そんなこと思う奴、何人いるだろうか

その前にこっちが処分されちまう・・・・・難しい時代だ
自分の過去の経験を後輩や部下に押し付ける気は
サラサラ無いけど
何か新しい手段で、「やる気スイッチ」をONにしてやりたい

それはさて置き
消防が実施する各種訓練の内、災害対応訓練の目的なんてのは全て同じだ
有事の際に備え、その時どう動くかを疑似体験して
ベストな活動を身に付けて共有しておくことだ

安全性、確実性を最優先し、決して迅速性を先に求めないこと
的確な行動をしていれば物事は迅速に進むことになっている
速さを先に求めれば、必ず何かを省略してしまう・・・もしかしたら大事なことまで
活動隊の迅速っていうのは、安全確実を極めたその先にあるものであって
迅速を必要とするのは、その活動を指示する指揮者の状況判断力と決断力だ
というようなことを、毎回訓練講評の度に職員に伝えている

それを踏まえて試行錯誤しベストな活動を探し出す
これが訓練だ

訓練の目的は、消防としては当たり前すぎて
逆に、改めて問われると答えられないのかもしれないが・・
俺が言いたいのは、そこではない

問題視しているのは
その訓練の到達点、つまり目標が示されていないことだ

「今回の訓練は、これができるまで、何回でもやるぞ」
 みたいな

達成したら修了である筈の訓練が
時間が来たから、訓練終了になってはいないか?
そのレベルに達していなくても、
「今日の訓練はここまで・・・・続きは 今度また・・」

って  をいをい

指導を受けながらする訓練に、続きってあるのか?
「復習する機会と予習の時間を与える」
と言えば聞こえは良いが、実際出来ないまま終わった者が
どうやって復習する?
今夜、災害出動があったらどうすんの?
隊員の技量も把握してないで
誰にどうやって命令を出すのよ?

到達点を明らかにした方が、達成感があることは間違いない
その隊員は、更にその先の技術を欲しがる筈だ
訓練隊員のレベルを知っているのは指導者しかいないんだから
その日の顔ぶれを見て、「今日は、これが出来るまでやるぞ」
「出来るまで、俺も付き合う!!」
「頑張って一緒にやろうぜ!」
みたいな
これって、指導者として  なまらカッコよくねぇか?


訓練に関して言えば、もう一つ最近思うことがある

自分達のため(ひいては住民のためでもあるが)に実施する訓練と
住民(事業所等も含め)に披露し
我が町の消防は、これだけのことが出来るぞ!?
言い換えれば、出来ることはここまでなんだぞ!?
というような実状を知ってもらう意味も込めた
所謂、見せる訓練  (個人的には「魅せる訓練」であって欲しい)
大きく分けて2種類だ

前者の部隊訓練は7~8年くらい前から
やっと、というか徐々にブラインド訓練を企画するようになった

以前は、無線報告の内容まで要綱に書いてあって
指揮本部にいる大先輩方は、その要綱を片手に
歌舞伎の台詞のような命令を読み上げる
顔を上げて災害現場を見ることはなく
ただただひたすらガチガチの台本を読んでいく大根役者

その台本を作ることが訓練企画者の仕事であり
台詞のタイミングが少しでもズレると
要請していない隊がいてみたり
命令もしていない活動が既に始まっていたり
自分の役が終われば、他隊が活動中でも撤収作業に入ってみたり
ドリフの大爆笑なみの訓練をしている時期があった

今は、そんな訓練をする消防署は全国どこにもない
隊員は隊長の指示で
隊長は指揮隊からの命令で活動する
指揮隊は、次から次へと出される想定に
「じじけつのめいじひょう」を繰り返し、各隊を統制する
そんな当然、現場でやってること?  やらなければならないこと?
を訓練手法に取り入れている

ただ、ブラインド訓練は、失敗がつきものだ
訓練終了後に、その失敗を全員で炙り出し
解決策を全員で検討して、次の訓練に繋げていく
最終的には、災害現場で訓練の成果を発揮し
「ブラインド訓練での失敗が、今回の成功に繋がった」
と言えるようでなければ意味が無い

ところが

訓練だから失敗は許される
失敗してもいいのが、ブラインド訓練

と勘違いというか、ブラインドを口実に
失敗したままで終わってる訓練がある     かもしれない(あくまでも仮説だ)

確かに職員には
「いっぱい失敗しろ」「TRY ERROR」だ
「失敗の数だけ、引き出しが増える」
「失敗して、こうすれば失敗するということが判れば、ある意味成功だ」
とかゴチャゴチャ伝えてはきたけれど

なんか真意が伝え切れていない
俺の語彙力の低さが(T_T)/~~~   残念な俺

新しいことにチャレンジしての失敗は許されるけど
毎回、同じことで何度も失敗することを許容しているわけではない

結果を出すために努力する人間は
目標をつくり、試行錯誤して考えながら行動するけど
努力しながら何らかの結果を出そうと考えている人間は
努力すること自体が目標なので、なかなか結果が出せない
結果が出なくても、ぜんぜんOKだとさえ勘違いしてしまう

北海道から沖縄まで歩いて行くぞぉ という目標の到達点は
あくまでも沖縄だ
何故、歩くのかって言う動機は、人それぞれでも、
それを満足させることが目的だ

でも
歩くことが目的なら
まずは北海道から歩き始めて、例え青森で辞めても
歩くという目的は達成されたわけだ

目標は目指すもので
目的は何段階かの目標を何回かクリヤして達成されるもの

俺たちは訓練をすることが目的ではない
消防組織法第1条の任務を完遂するという大きな目的を達成するために
訓練している

消防は、その施設及び人員を活用して
国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに
水火災又は地震等の災害を防除し
及びこれらの災害による被害を軽減するほか
災害等による傷病者の搬送を適切に行うことを任務とする。

ブラインド訓練のいいところは
自分の技量や知識を超えた想定に対して
どこまで自分は対応できて、どこからが出来ないのかが
自分でも判るし、他人にも評価してもらえることだ
そして、それを踏まえてどう修正していくかが最も大事だ

「訓練に終わりなし」

今でも、救助科の修了式に教官が言ったその言葉は
俺の心臓の奥底に突き刺さったままだ



「いやぁ~ 失敗したで」
「ブラインドだも、しゃーねぇべや」

こんな会話が
もしあったとしたら

劇団 Fire Fighting って
正面玄関の看板書き換えなきゃな




2018年12月10日月曜日

うそんこリフトアップ


 ハイラックスの前下がりが
妙に気になり始めた今日この頃

最近は、街を走っていると結構見かけるようになったけど
流石に赤はあまり見かけないなぁ

黒が多いかな? 
次に多いのが意外にシルバーだな
若い人は全身黒でテールなんかも黒くして、渋くキメてる感じ
シルバーに乗ってる人は、フロントグリルをTOYOTAって書いた
国内では販売していない仕様に変えて
シルバーと黒のツートンでキメてる

でも、その殆どは、ひと昔前のピックアップモンスター風ではなくて
さりげなくリフトアップ
オーナーじゃなきゃ気が付かないような
フロントのみの2インチリフトアップ程度でオシャレだ

そんなハイラックスを見てると
俺仕様で不満なところは無いんだけど
何故か信号で停まると
お互い チラッと目が合っちゃって

俺負けてるなぁ・・・・・

と感じて  いっときガッツリ落ち込む(T_T)/~~~

いくらシティオフローダーでも
やっぱり足回り弄んないと
ピックアップオーナーとしては勝負にならん!!

でも、もうお金も無いし
2インチアップだと車庫に入らないだろうなぁ・・・
という情け無い現実もあるわけで

そこで考え付いたのが
最低地上高を上げれば
車体が上がった感じに見えるんじゃねぇ~かな??
という
目の錯覚を狙った  うそんこリフトアップ

しかも タダ!!

どうしたかと言うと
ご覧のとおり










サイドステップ 取っ払っちまいましたさ

納車以来、これに足を乗せて乗車したことなんか無いし
降りる時も、ふくらはぎの部分が当たって邪魔だった

おまけに
下回り洗浄したときに、泥なんかが溜まっていても
全然落ちないし

ってことは
冬の雪道、塩をたっぷり含んだ融雪剤の上を走った
俺のハイラックス君の下回りには 

塩カリ?  塩カル?   あれっどっちだっけ?
確か、塩化カルシウムだったと思うけど カリウムじゃないよな?

まぁどっちにしてもサイドステップ取り付け部の裏側には
塩分タップリの雪が そのまま春まで、へばり付いてることになる

錆びるべや、腐るべや、もったいねべや
そりゃダメだべや

正直、百害あって一利なし っていう代物です・・・・俺にはね

よし、この際  取っちまえ!!
と一大決心

作業時間 片側わずか5分
ボルトを戻して、ラストガードクリヤーをたっぷり振りかけて作業終了


おぉぉ~ リフトアップしてる

ように

見えないでもないぞ?





なんかスッキリして

「俺はオフロード走行するから、余計なものは付けないのさ!!  へへ」

的な、見栄とハッタリでは負けない仕様になったぜ

本当は、未舗装の場所ですら、走りたくない
バリバリのシティオフローダーの癖に(^^











とりあえず、この冬は
このへんで我慢しておいてやるさ

雪が溶ける頃には、俺仕様のハイラックスは
更に進化を遂げるはずだ

それまで   冬眠




2018年12月7日金曜日

12月8日

1941年12月8日午前3時19分
「ニイタカヤマノボレ1208」の命令により
日本はハワイ、オアフ島の真珠湾にあるアメリカ軍基地を奇襲攻撃し
「トラ トラ トラ」
太平洋戦争が勃発した。

どんな理由があったにせよ、先に仕掛けたのは 日本だ

それから40年後の1980年12月8日
世界中の若者に反戦を呼びかけ
芸術的な表現でメッセージを送り続けた
ジョン・レノンが
ニューヨークの自宅アパート、ダコタハウス前で
銃弾に倒れた

大学の学食で友達とカツ丼を喰っていた俺は
広い食堂の小さなブラウン管の音量の低いテレビから
微かに聞こえた
ジョンレノンが・・・・・というニュースに反応した

当時、俺は二十歳
そろそろビートルズや洋楽を聴き飽きて
ふるさと北海道のスーパースター
松山千春にドップリはまっていた頃だけど

ジョン・レノンは別格だった

思想や言動、発するメッセージ
ビートルズ解散後もジョンのアルバムは
全て辞書を片手に日本語に翻訳し
ジョン・レノンが世界中に訴えている
愛と平和の実現って、どんなものなのか
自分なりの解釈で心の中に収めていた

あの日からまもなく40年
2020には平和の祭典でもあるオリンピックが
東京で開催される

その平和の祭典に参加することさえ叶わない
貧困と争いと差別に苦しんでいる人たちが
世界中のあちこちに沢山いる

ジョン・レノンが今 生きていたら
世界中で自分の正義だけを信じて
相手を抹殺するために戦っている若者に向かって
何をどうやって訴えるだろう

「まず、武器を捨てようぜ」

ジョンが亡くなってから40年
ジョンが残した、この言葉が過去のものとして
必要ない時代が
いつか来るんだろうか



僕は、抵抗の方法はいろいろあると君たちに伝えたい

髪を伸ばしたり、休暇を返上したり、手段はたくさんある

でも絶対に非暴力でやるべきなんだ

平和は平和的な手段でしか生まれない

体制側の強大な武器と戦っても、勝つのは必ず体制側だ

何千年もその繰り返しだった


暴力は彼らの得意技だ、標的が定まれば撃ちやすい


Love and peace forever

John Lennon





2018年11月4日日曜日

GUN125 荷台 完成や!!

あぁ・・・
なんでこうも神経質なんだろうと
自分でも呆れる

先週,チッピングコートしたばかりで
キズひとつ付いていないハイラックスの荷台
この冬は,これでお試しって決めてたのに

夜布団に入ると
ハイラックスのことばかり考えてるので
雪積んで,スコップが引っ掛かったら
あれじゃキズは付くよなぁ

サイドガードの穴を空けたところは
やっぱり腐食が心配だし
もう少し,スプレー噴いておいた方が良いよなぁ

ちょっとのキズのところから
カヤックを積んだ時に海水が入り込むだろうし・・・

なによりも,荷台的にはもう少し凸凹感が欲しい・・・

あぁなったらどうしよう  こうなったらどうしよう
殆ど病気だな
切りが無い・・・でも我慢できない



遂に,というか
やっぱり,やっちまいました
HIPPO LINER

土日のたびに

俺の車は  進化する(*^。^*)






薪を積むときの衝撃はやっぱり
コイツとゴムマットじゃなきゃ耐えられない
って,俺のハイラックス君が訴えるし

どうせやるんでしょ?
と,夜な夜な囁くもんだから

雪が降る前に,気がかりなところはやっちまおうと決心

予備で購入しておいた チッピングブラックは
塩害対策のためにフェンダー内と
サイドステップの裏側に吹いておけば
もうこの冬は・・・・・完璧だ

やっぱり荷台はこれに限る

このボコボコ感は
チッピングのスプレーには無い

安心感がある





海から上げたカヤックも
安心して積める

軽トラに塗った時より
余裕をもって,更にゴテゴテに厚塗りしたんで
一層の安心感を助長し

これで,海水を金属からシャットアウトだ!!

あとは72時間 じっと待つだけ





いやぁ
実に  イイ

厚塗り感が 目いっぱい出てるし
荷台を完璧に包み込んでいる

満足感に浸りながら
荷台を見つめていたら
どこからか,もの悲しげな声が聞こえてきた

余ったHIPPO LINER どうすんの?



視線を上に向けると
ロールバーが寂しそうに  呟いた

お前も  塗って欲しいのか?

土日のたびに
俺の病気も 重篤化していく






2018年11月1日木曜日

もう こんな時期かよ

歳を取ると
一日が短くなるって聞いたことがあるけど
ってことは
1年も短くなって
早く過ぎてしまうって事だよな

早いなぁ
鹿部の出初式をやったのが
つい先日のような気がする

いさりび鉄道のカレンダーも
とうとう最後の一枚になっちまった


それだけ ボォーッと生きてたってことだな

チコちゃんに叱られてしまうな   (-_-;)





元日に立てた誓いも
今となっては、何だったかも忘れてしまい
ただただ与えられた業務を遂行するだけで
使命は果たせてはいない

せめて大晦日には

「あぁ 今年も、やれるだけはやったな」

と自己満足と自画自賛で締めくくりたいな

あと2ヶ月
まだ間に合う

諦めなければ



2018年10月29日月曜日

GUN125 荷台の保護に着手


あぁ・・・
渋谷のスクランブル交差点を見てると
なんだかなぁ
なにがハロウィーンの聖地だってよ・・・だいたいそんなこと誰が言ったのよ
どうせマスコミだべ

この人たちは
騒いで馬鹿なことをして,目立つことでしか
自分の存在を表現できない
純粋に楽しみ方を知らない
哀れな人間の集まりなんだろうな・・・・と 
ニュースを見るたびに悲しくなる

まぁどうでもいいけど
自分以外に迷惑を掛けるな



ということで
車いじりと釣れないカヤックフィッシングに
純粋な楽しみを見出してしまった
哀れなオッサンは
遂に,GUN125荷台強化計画第1弾 に着手しますた  ハイッ!

本来,荷台の傷つき防止や濡れたものを積んだ際の汚れ防止ということでは
純正オプションでベッドライナーという
荷台をそっくり包み込んでしまう樹脂製のものがある(10万円也)

ただ
試乗車を借りたときに
それを付けていたんで、取付具合を
ジィィ~~~~~ックリ観察していたら
あることが気になってしまった

荷台とライナーの隙間から入った水分は、いつ、どこから抜けるんだろう?
いつまでも溜まってるんじゃないか?
フルコーキングでもしない限り雨水でさえ入りそうだし
ケルヒャーなんか使ったらバンバン水が入るんでないかい??

という疑問が沸き
自分の中で解決策も浮かばなかったので
悩んだ結果
自分の車に付けるのはやめよう
と判断しました

実際のところは,どうなのかは解らないし
新型ハイラックスの荷台自体
サビや腐食に強い亜鉛メッキ鋼板を採用してるので
そんな心配すら無用かもしれないけど

でも,要するに俺は神経質だし
車の用途としても、実際に荷台にいろんな物積むしねぇ

そこで、俺が選んだ作戦はこれ

本音で言えばネット上で話題沸騰のLINE-Xというものを
吹き付けたかったんだけど
やはり,我家の財政事情は逼迫してるわけではないにしろ
かと言ってそれほど裕福でもないわけで・・・
その辺の都合の悪い現実には目を背けてはいるのですが
交渉したところで財務大臣の許可が下りる訳もなく
勝負を諦め,予算折衝すらしておりません

ということで
何か代わるものはないかとネットサーフィンしたところ
HIPPO-LINERという比較的安価でありながら
効果はLINE-Xと変わらないという複数のネット情報を得たので
試しに即購入

軽トラの荷台に塗って、薪を積んだり、雪投げしてスコップをぶつけたり
終いには浜から砂を積んできたり,といろんな状況で過酷な使い方をしながら
半年間様子を見ました

結論は・・・・効果抜群!!
LINE-Xとは比較はしていないけど
これだけ乱暴な使い方をしても剥がれやサビは出てこなかったし
下地との密着性もあり、ヒッポーライナー自体、凄いカチカチに硬くなって
強度も相当ありそうだ,ということを臨床試験で確信

よし! ハイラックスは、これでいく!!

と決めていました

んだけど

ん?

チョッと待てよ
これもなんだか良さそうだぞ?

チッピングコートを荷台に吹き付ける
という情報も入手

神経質な割には、決心を変えるのも早く
また直ぐに別な物に浮気もしてしまうという
悪い癖が出てしまいました

スプレー式だし、手間もかからないし
何より、懸案事項であるロールバーとフックを取り付けた時の
サイドガードの穴
これのサビ防止に効果がありそうだ

下からスプレーで吹いてやれば、一気に解決するぞ!?

よし、先ずはこれにしよう!!!

先ずは・・・というのは
これでダメだったら、この上からヒッポーライナー塗ってやれば
カチカチになるし、ダブルコートで最強の荷台が完成する
という計画だ・・・・・我ながら良い案だと感心する

しかも、LINE-X1/4程度の予算で済みそうだし
ベッドライナーより俺的には信頼できる

この週末は「ハイラックス荷台強化週間」と銘打って
またまた車庫に篭り、コツコツと塗装に着手

工程1
先ずは、ボディの養生だ



  
   
この作業を怠れば、せっかくの鮮やかなボディカラーが
残念な結果になってしまう
材料はショボイが、新聞できっちり巻いてやれば大丈夫

これには通常マスキングテープで貼ったり囲ったりするけど
要はスプレーが飛んだ時に予定外の箇所に付かなければいい様にすればいいんだし
剥がした時にも綺麗に剥がれるという条件さえ合えば何でも良いわけで

この養生テープ(5巻で300円)と言うやつが大活躍する
     
実際
今回もこのテープで囲ったところは
効果抜群でした

この作業に、約1時間




工程2
下処理としての足付け
   
これは、相当な覚悟がいる

なんせ新車の塗装を
ゴシゴシ擦って
キズを付けていくんだから




これには、ホーマックで購入したマジックロン というやつが大活躍
     
これで
一生懸命キズを付けていくんだけど







やってる内に

「こんな・・・・新車にキズを付けるなんて
  俺のやってることは、本当に正しいのかな?」
とだんだん自信がなくなってくる

そんな不安な自分と戦いながら
なんとか足付け 完了
     









工程3
ペイントには欠かせない脱脂作業だ

この辺りから,俺の大好きなケミカル用品が顔を出す
モノタロウから購入したシリコンオフ
     
削った粉を綺麗に掃除した後は
これで脂分を除去してやらないと
塗料が旨く乗らない・・・・らしい






スプレーを全体に吹き付けて
綺麗なタオルで拭き取る
意外と1缶の半分も使わなかった
余った分は、今後のステッカー貼りに活躍してくれると思う

工程4
この状態で、塗装しても大丈夫なんだけど
神経質な俺は、更に念には念を入れて
ケミカル用品を登場させるのである
その名も  ミッチャクロン マルチ

「一切ペーパー研ぎをせず
塗料の強力な密着が得られます」
という謳い文句に誘惑されて
これもまた モノタロウ でポチッ





俺なんか新車にキズを負わせてまで足付けもしたし
脱脂したし、その上にミッチャクロンマルチだ
もう塗装するにはこれ以上無いべや
っていうぐらいの下処理をしたんだから最強だべ

ここまで2時間

工程5
ついに最終工程だ
数あるチッピングコートの中から、俺が選んだのは
速乾性タイプで、凹凸仕上げになる  コイツ
その名も ズバリ   チッピング

何故これにしたかと言うと
ネット上でこの評価が一番良かったから(^^

だってそれぐらいしか情報ないんだもん






写真は3本だけど、実際には5本使った
なんとなく気持ち的には、全て塗った後の
最後のひと吹き用に、もう1本欲しかったかな

全部塗り終えて
     
今度は、乾かないうちに
一気に養生を剥がす作業だ







そして 完成











思ったほど 凸凹は出なかったけど
ほぼほぼ満足のいく出来栄えだ

チッピングが登場するまでの準備の段階では
絶対に手を抜かないことが重要
そして、やっぱりスプレーだから早いし、仕上がりが綺麗だ
懸案だったサイドの隙間にもスプレーが入り込んだようだし

満足 満足  ( ^)o(^ )

あとは,どんだけ持つのか  耐久性だな

だけど、どうせやるなら耐久性なんか試さないで
冬が来る前に、ヒッポーライナー 塗っちゃおうかな・・・

なら 最初からヒッポーライナー 塗れや( ゚Д゚)

今は迷っている最中
なんてったって、冬は雪投げで大活躍間違いないし
いくら頑丈でも、スコップでガリガリやったら剥がれるだろうなぁ
という一抹の不安は残る

まぁ取りあえず今週はここまでって感じか
なんぼなんでも、まだ雪は降らないだろうしな

あとは乾くのを待つか

そんな土曜日の昼下がり
日が暮れるまで、まだ時間があったので
今度は煙突掃除をして、ストーブのメンテナンスに着手

まったく貧乏暇無しだぜ

耐熱ストーブポリッシュを塗って
ファイバーロープを交換して
耐熱ガラスを磨いて という毎年の作業も、もう10年目だ

よく頑張ってくれている JØTUL F 400
今年は外気導入にしたんで、いちいち着火の都度消していた
3種換気システムのスイッチを切らなくて済むし
消し忘れや着け忘れが解消される

化粧直しも済んで
燃え方も二次燃焼も
気のせいか良くなったように思える


今シーズン最初の

火入れ

やかんも10年の年季入りだ




こうして俺の週休二日は終わった

また暖かい部屋で、酔っ払って椅子で寝てしまう日々が
来年3月まで  続く

この冬も

暖房費は  ゼロ だ(*^^)v








2018年10月27日土曜日

自業自得? 自己責任?


自分でした事のむくいは,自分の身を持って受けるのは・・・・当然?
自分が起こした行動から来る結果に,対処する義務は・・・・自分だけ?

では質問です
暗い夜道を一人で歩いていて襲われたら
それは夜道を一人で歩いていたことへの むくい ですか?  自業自得ですか?

溺れている人を助けようと飛び込んだ人が,溺れてしまうのは
自己責任で飛び込んだ人の自業自得ですか?

自分たちが知らなければならないことを知らせるために
知りたくもない現実を知るために,行動を起こすのは「悪」ですか?

知っていることだけが現実で,都合の悪い現実は
知らないこととして目を背け,知るということをしないことは「善」なんですか?

最後に
あなたが生まれてから今日までの全ての行動は
全て自分で責任をとれる範囲内ですか?

自己責任という無責任な言葉を投げつけるあなたは
その放った言葉が,どのような影響を与えるか責任をとれますか?

闇の中で行われる残虐な行為が,表に出ることは
誰かが,教えてくれなければ永久に闇の中で歴史からさえも消されてしまう

世界中の誰もが「知らなければならない」という義務と責任を負っている筈の事実を
責任も義務も果たさない,或いは果たせない我々に代わって行動している人たちを
せめて私たちは,その人たちの発信する情報に耳を傾け
何かしら心揺さぶられることとして受け止めるか
自分とは関係のない別世界での出来事と受け止めるのか

自己責任が問われるのは
むしろ,私たちの方であり

その責任を果たさない日本の将来において
自業自得と言われる時が
いつか来るかもしれない・・・・このままでは