この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2016年9月5日月曜日

打ちのめすつもりが・・・・

完膚なきまでに・・・・
とは行かないまでも

台風10号の奴
よりによって、俺んとこの左側を通りやがって

台風は反時計回りだから
右側は台風の風と移動の風が同じ方向で
「倍付け」 になって、風が ワヤ強いってのは
おそらく小学生でも解ってる話

今回は、まともに喰らっちまった

風が強いぞ!!
用心はしていたものの
風そのものを止めることは誰にもできない

暗くなった夜の街中を
屋根は飛ぶは、トタンは宙を舞ってるは
ゴミステーションは道路を縦横無尽に転がってるは
建物の損壊はかなりのものだ

でっかい木も倒れ、電線を切断し
3日間も停電になった

消防には非常電源があるから
燃料さえ確保できれば
指令業務に支障が出ることはない

でも、住民の方たちの家は、そんなものあるはずもなく
夏場の停電は冷蔵庫が利かなくなり
保存してあった食料は廃棄するしかなかった

国道沿いの大きな松の木が倒れ
急ブレーキが間に合わず車が突っ込んだ
幸い、怪我人は出なかったけれど
もう少しタイミングがずれていれば大事故になるところだった

直径1メートルもある大木が風で倒れるなんて・・・・

瞬間最大風速は消防署の観測で
36メートルだ
こんなの経験したことがない

119番は鳴りっぱなしで
最新鋭の指令台でも、その処理能力を超えてしまった
おそらく通じなくて、電話を切ってしまった方もいたかもしれない
119番は住民の方と消防とを繋ぐ 命綱
被害が出そうな事案は応急処置を施し
被害が発生してしまった事案は
二次災害防止の処置しかできない

台風が通り過ぎ、一時は治まった119番も
夜明けと共に、被害が明らかとなり
再び、鳴り響いた

通報内容を聴取し
現状で危険と判断し、緊急を要する事案から
優先順位を決めて対応し
それ以外は、家族で、隣近所で、町内会で
対応してもらうことをお願いするしかなかった

そして、とうとう管内の大動脈である道道が
決壊して通行止めになってしまった

道路に土砂が崩れたのではなく
道路自体が崩落した

これは復旧までに相当時間がかかる

陸の孤島になってしまったわけではないけれど
迂回しての救急搬送に遅延が生じ
火災などの第1出動でも到着が遅くなる

相互応援協定に基づく対応を隣接の消防にお願いし
なんとか乗り切って
住民の生命身体財産を守り
安心安全を確保していかなければならない

一日も早い復旧を願うばかりです


こうして、地球は、
「もっと凄いことが起きるかもしれないぞ?」
「ちゃんと事前準備しとけ!!」

 と 人間に警告を発している

そのことに無頓着でいることは
決して、許されない





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