この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2017年4月5日水曜日

新職員への訓示

4月は、新しい仲間を迎え入れる
新人も緊張してるだろうけど
受け入れる側も、実はガッツリ緊張してるんだよね

ただ、その緊張を誰にも悟られないような
そんな「技」だけは、長年の経験から
身に着いているだけさ(^^ゞ

今年度、消防では
6月採用の救急救命士を含め5名の新しい仲間を迎える

数ある消防本部の中から南渡島を選んでくれて
本当に、ありがとう

希望と不安のゴチャゴチャな状態で
辞令を受け取ったと思けど
南渡島消防は、みんなを期待と責任を持って
心から歓迎するよ(^。^)

大丈夫 心配ない

消防というのは、身を挺して住民を守るという
公共サービスの中でも極めて崇高な任務を行う組織だ
と自負している

今は、不安の方が大きいだろうし、それは当然
消防の知識・技術というのは
短時間で、一朝一夕に身に付くような
そんな甘っちょろいものではない


不安だから訓練する
不安だから、しっかりと事前準備するんだ

日々の訓練と知識の蓄積の成果が
形として表れるのは、まだまだ先の話だ

しかし
災害現場に出動すれば、住民が助けを求め、信用し頼りにするのは
消防の装備で身を固めた消防職員であって
誰もお前たちを、「何も出来ない新人職員」とは見てくれないゾ!?

一日でも早く、職場に溶け込んで
消防力の一端を担う戦力となれ

そして、今日この瞬間からが
その消防職員としてのスタートなんだ
道は険しいぞ!?

消防の職場というのは、その任務を遂行する場であって
すなわち実践の場だ

今まで生徒としていた学校は、教わった事を覚えていたり
頭で理解していれば、テストで良い成績が取れた

でも、職場での評価は違うぞ

知っている
覚えている
理解している
それだけなら、ただのクソにもならねぇ腐った知識だ

実行できているかどうか

これで決まるのが職場だ

仕事は当たり前に
挨拶も、返事も、掃除も
「なんで、こんなことしなきゃならないんだ?」
「こんなことするために、消防に入ったんじゃない!」
と思うような様々な雑用も
「知っている」
「解っている」
「やろうと思えばできる」
ではなく

実行できている

そういう職員を目指して

また、そうしている先輩を目標に
ここまで競争試験を勝ち抜いてきた自分の力を
この職場で余すことなく 試せ!!


実行すれば、失敗は付きものだ
失敗しない新人はいないし
新人とは失敗する者だ

そして
新人は「失敗してもOK」と言う 特権 を持っている
でも、その有効期限はそんなに長いものでもないゾ?

俺たち先輩職員は
若い職員の頑張りや努力が
ストレートに、住民の安心安全に反映されるような
そんな消防組織をしっかりと創り上げていく責任がある

育てるというのは、本当に難しいものだ



自分と管理職
上司と先輩職員に発破を掛けました

4月というのは毎年、改めて
自分が若い頃目指していた消防職員って
どんなだったかなぁ?

自分が消防職員として一歩を踏み出した頃って
どんな気持ちだったかなぁ

というものを今一度思い出して
新しく仲間となった若者を
優しさと思いやりを持って
そして、厳しく指導するだけではなく

「消防の厳しさ」

そのものを教えてやりたい

そんな事を考えながら
新年度のスタートを切りました

新人職員への訓示は、毎度のことですが
自分への 励まし
そして、忠告と提言です

新人職員をガッカリさせないように

頑張れ 俺


ハイッ!!





0 件のコメント: