隊と言っても 隊員は二人
隊長は、潜水士ではない
今思えば、無謀だった
安全管理をしようにも
俺たち二人が潜ってしまえば
陸上でどんなことが行われているか
判らない
半月状検索のロープを引かれ
浮上させられたこともあったし
鵜飼いのように、隊長の持つロープに
引きずられたこともあった
それでも一つ一つ函館から、石狩から
そして最後はやっぱり海保の救難隊員から
技術と知識と安全管理を教わりながら
コツコツ積み上げてきた水難救助の技術
そんな仲間が、後輩が 送別会を開いてくれました
新型コロナがまだ、今のように深刻ではなかった2月の上旬
3月は、いろんな会議や出張や宴会があるだろうと
俺のスケジュールを考慮してくれて集まってくれた
かつての仲間
考えてみれば、もうみんな消防司令補で
もう一端の 隊長だ
想定外の 花 まで貰っちゃって
どう喜びを表現していいのか 戸惑う 俺
(半泣き状態)
お互いの存在自体が命綱
バディブリーヂングを経験したことがなければ
こんな強い絆は生まれないのかも
皆もそろそろ引退の年齢だけど
北斗消防の水難救助隊をここまで育ててくれて
本当にありがとう
水難救助隊の一員だったこと、関わってこれたことを
誇りに思っています
そして宴は後半に入り
更にサプライズが
まさかこんなものまで用意してくれていたなんて
ジャ~~~~~ン
退職よ~し! とか書いてるし(^-^)
「その時 どう動く」
消防人として常に胸に刻んできた
言葉ではあったけど
この時は、流石にビックリし過ぎて
まったく動けなかった(>_<)
こんなの貰っちゃったら
俺、一生お前たちのこと忘れらんねべや
なんも恩返しできないけど
とにかく、これからも事故無く、安全に
引退の日が来るまで頑張ってください
結局、その後の新型コロナウィルスのせいで
俺の送別会は、この一回きりで終了
もともと、ある事情から送別会は自粛と決めていたけど
水難救助隊は送別会ではなくて、「ただ昔のように一緒に呑みたいだけ」
って言ってくれたので参加しました
最高の仲間に囲まれて 俺って幸せな奴です
あと2日 かぁ
どんな気持ちで消防を去るんだろう
最後に挨拶してくださいって署長から頼まれてるけど
敢えて、何を言うか考えないようにしている
今までは、立場、責任、他への影響
いろんなことを気にしながら言葉を選んできた
最後ばかりは、その時の感情を素直に
ストレートに言葉にしたいと思う
感謝しかない
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