この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2020年3月29日日曜日

北斗消防水難救助隊

南西沖地震を機に発足した  水難救助隊
隊と言っても 隊員は二人
隊長は、潜水士ではない

今思えば、無謀だった
安全管理をしようにも
俺たち二人が潜ってしまえば
陸上でどんなことが行われているか
判らない

半月状検索のロープを引かれ
浮上させられたこともあったし
鵜飼いのように、隊長の持つロープに
引きずられたこともあった

それでも一つ一つ函館から、石狩から
そして最後はやっぱり海保の救難隊員から
技術と知識と安全管理を教わりながら
コツコツ積み上げてきた水難救助の技術

そんな仲間が、後輩が 送別会を開いてくれました
新型コロナがまだ、今のように深刻ではなかった2月の上旬
3月は、いろんな会議や出張や宴会があるだろうと
俺のスケジュールを考慮してくれて集まってくれた
かつての仲間

考えてみれば、もうみんな消防司令補で
もう一端の 隊長だ

想定外の 花 まで貰っちゃって
どう喜びを表現していいのか 戸惑う 俺
(半泣き状態)

お互いの存在自体が命綱
バディブリーヂングを経験したことがなければ
こんな強い絆は生まれないのかも





皆もそろそろ引退の年齢だけど
北斗消防の水難救助隊をここまで育ててくれて
本当にありがとう
水難救助隊の一員だったこと、関わってこれたことを
誇りに思っています

そして宴は後半に入り
更にサプライズが
まさかこんなものまで用意してくれていたなんて
ジャ~~~~~ン

退職よ~し!  とか書いてるし(^-^)

「その時 どう動く」 
消防人として常に胸に刻んできた
言葉ではあったけど

この時は、流石にビックリし過ぎて
まったく動けなかった(>_<)



こんなの貰っちゃったら
俺、一生お前たちのこと忘れらんねべや

なんも恩返しできないけど
とにかく、これからも事故無く、安全に
引退の日が来るまで頑張ってください

結局、その後の新型コロナウィルスのせいで
俺の送別会は、この一回きりで終了

もともと、ある事情から送別会は自粛と決めていたけど
水難救助隊は送別会ではなくて、「ただ昔のように一緒に呑みたいだけ」
って言ってくれたので参加しました

最高の仲間に囲まれて 俺って幸せな奴です

あと2日 かぁ

どんな気持ちで消防を去るんだろう
最後に挨拶してくださいって署長から頼まれてるけど
敢えて、何を言うか考えないようにしている

今までは、立場、責任、他への影響
いろんなことを気にしながら言葉を選んできた

最後ばかりは、その時の感情を素直に
ストレートに言葉にしたいと思う



感謝しかない








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