この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2018年5月22日火曜日

洞爺湖マラソン 2018


洞爺湖マラソン、走ってきました

もう何回目の出場になるんだろう
長男が小学校の時に
初めて親子マラソンの部に参加してから
もう20年以上も経つ





あの頃は、北海道中の親子マラソンを二人で渡り歩き
賞を総なめ・・・・とはいかず
いつも、2位や3

どうしても勝てないライバル親子がいて
お父さんは、たしか自衛隊の人だったかな
俺の息子は、その子より速かったんだけど
ゴールは二人手を繋いで、と言うのが親子マラソンのルールで
その頃まだ太ってて、全く走れない俺が息子の足を引っ張ってたな

あれから十数年、競技生活を終え、アスリートの面影は一切無く
結婚して幸せ太りの長男が、満を持して 5キロに参戦

本人は、優勝するつもりでいたらしいけど
結果は3
出場すると決めてから、何回か練習したらしいけど

まぁ、その体型じゃ 無理だろうな

と、家族全員が思っていたけれど
当の本人は、過去の栄光を武器にブッチ切るつもりだったらしい・・・

でも、結果はどうあれ
遠ざかっていた 走る ということに
また、気持ちが向いたということは良いことだと思うし
競技ではなく趣味として走るのは
ストレス発散にもなるんだから
影ながら応援してやるさ

なんたって俺は
走ってる時の長男の姿を見るのが、一番好きな
息子の一番のファンでもあるしね

そして
何故かスポーツとは縁も所縁もなかった長女も10キロに参戦
年を経て、人間が丸くなった長女は、最近エアロビクスに ド嵌り
一時期の俺もそうだったけど、血は争えないなぁ とつくづく想う

バラバラに生活している家族が
一年に一回、洞爺湖に集結するって
なんか、凄く良い家族のイメージだけど
現実はそうでもなくて
息子夫婦は、仕事があるからといって表彰式の後
俺たちが走っている間に、早々に帰っちまうし
長女の目的はマラソンではなくて
夜のホテルバイキングが目当てだし
しかも、支払いは毎年・・・・・俺(涙)

前置きは、これぐらいにして
今回の42.195キロは、4時間50
サロマに向けての調整としてはマズマズって感じだ

途中、20キロ地点付近で
お世話になっている病院のセンター長Tドクターに追い抜かれた
俺の直ぐ横を抜いていった背の高い男性がいて
Tシャツのバックプリントがドクターヘリだったから

あれ? もしかして Tセンター長?

と思い、力を振り絞って前に出て確認したら  ヤッパリ あたりぃ

見栄っ張りな俺は

「ど~も先生 頑張ってくださいね ファイト!!」

ついさっき 追い越されたばかりなのに
俺は後ろから追い上げてきたんだぞ 的な雰囲気を醸し出し
疾風のように、先生を追い越して走り去った・・・・・けど

そんな走りがいつまでも持続する筈もなく
24キロの上り坂で、また追い抜かれちまった(^^

そんな心が折れかけているところに、追い討ちをかけるように
オレンジ色のシャツに黄色のキャップを被った
茶髪で元ヤンキー風のオバちゃんが手を振りながら下ってくるではないか

「あれぇ~ 待ってるから 早くおいでぇ~え」

ワレェ 誰に喋っとるんじゃ!!

サロマンブルーの俺に向かって
待ってるから、早くおいで  だと!?
100回死んでからコイヤァャ!!!!

超多忙で、練習なんかあまりしてないTドクターに2回も追い越され
下ってくる、やかましい年増の女に、慰めなのか励ましなのか
意味不明な言葉を掛けられ

今年もオッカちゃんに負けるのか?  という恐怖感に苛まれながら
ただただ俯いて走る俺の視野に
またもや飛び込んだ劇的な女の姿
なんと、俺を探すように後ろ向きで走ってるではないか

そんな恥ずかしいことやめてけれ  頼むから・・・

あぁ   情けない
毎日、ほぼ毎日 仕事が終わってから練習している俺
土日ぐらいしか走らないオッカちゃん

なのに
この差って  なんなんだ?

オッカちゃんがエイドで
羊羹食って、ぶどうジュース飲んで
チーズケーキとバナナを両手に持って歩いている間に
先に走って振り切ってやったけど

結局は、また追いつかれ
35キロ地点から、併走してゴールを目指した

残り2キロで、スピードアップするオッカちゃん
付いて行くのがやっとの俺

でも、そのお陰で
ラスト1キロ地点でTドクターを追い越した

「先生 ラスト ガンバだよ」

またまた見栄っ張りな俺

オッカちゃんに付き合ってたら
こんなタイムになっちまったぜ みたいな雰囲気を醸し出し

4時間50分29秒

二人仲良く お手々繋いで ゴールしました

サロマでは 負けないぞ







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