この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2017年8月15日火曜日

72回目の終戦

72年前の今日,戦争が終わった
俺が生まれる僅か14年前の出来事だ

その前には,多くの日本人兵士や日本国民が
尊い命を「お国の為」という偽りの心魂によって
犠牲になっていった

そんな時代だった

公務員としての今の立場で
終戦を語るには
美辞麗句を織り込んだ内容になることは否めない

本音は,心の奥に仕舞い込み
敢えてこのブログで書く必要もない

ソファにデンと座り
足を投げ出し
犬の頭を撫でながら
太平洋戦争のドキュメント番組を見ている
そんな俺に
出征兵士の無念さなど語る資格は  ない

「俺は靖国なんかには行かない・・・天国に行くんだ」
と,愛する人に言い残して散っていった特攻隊員

また一部の隊員達の間では やはり
「靖国で会おう」と散っていった若い隊員がいたことも事実

そんな全ての英霊の御霊が安らかに眠ることができるよう
恒久の平和を誓い,慰霊する場所が靖国神社なら
そこに行って手を合せることが
今の平和な時代を生きていける者としての
せめてもの奉謝ではないだろうか   と俺は思う

若いときには
俺と同じような歳の男たちが
勇ましく国の為に命を捧げたんだ
軍神として語り継がれるのも
名誉なことだな・・・・

という考えが無かったわけでもない
でもそれは,「無知だった」という言葉で片づけられることではないし
今の若い人たちが,40年前の俺と同じような考えを持っていないことを
ただただ願うしかない

そして,今は
息子たちが,その年代になった
もし,自分の命よりも大事な二人の息子を
戦争に取られたら・・・・

「立派に戦って,お国の為に命を捧げろ」
なんて

言えるわけがない
頭の片隅にも,1ミリ足りとも そんな考えは浮かばない

戦争は,二度とあってはならない
戦争は,二度と起こしてはならない
戦争が起きないために
戦争を起こしそうな人たちに
戦争反対を訴え続けることが

これからも平和が続いていく
唯一の手段だと
地球上の全ての人類が再確認する日

それが
8月15日  だと

俺は思う




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