この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2019年12月26日木曜日

歳末特別警戒実施中

消防には、一年を通して特別な日が3回ある

と  俺は思っている

それは
一つ目は「春の火災予防運動」
   全国は3月だけど、春遅い北海道は4月の20日~30日だ

そして
二つ目は「秋の火災予防運動」
これもまた、全国は11月だけど冬が早い北海道は10月15日~31日

最後の三つ目は
12月いっぱい実施する「歳末特別警戒」だ

この三つの特別な日は、何故特別かと言うと
常備消防とは別に非常備の人達
所謂、消防団の方々も一緒になって火災予防を啓発し警戒を強化する
団幹部になると、本職の仕事に穴を空けてまで
団の活動に時間を割いてくれる方々が沢山いるし
せっかくの休日に、家族と別行動で団の行事に参加してくれる人や
仕事が終ってから駆けつけてくれる人達が殆どだ

常備消防だけではチカラ不足だし人員不足だしPR不足だ
一年間のうち、この数日間だけは
消防団の皆さんの力添えをいただきながら
大々的に火災予防運動を展開していく・・・・みたいな

歳末特別警戒に関しては
特別警戒と銘打ってるからには
通常の警戒とは全く別次元の警戒をするということだ
火災多発期でもあり、年末の慌しさと新しい年を迎える歓びで
人災である火災が最も発生しやすいこの時期に警戒態勢を強化する
これもまた、消防団の皆さんの力を借りることになる
しかも、クリスマスの夜にだ

そんな消防にとって特別な日に
職員が有給休暇を取っていいと思うか?
税金で飯喰ってる公務員である消防職員が
消防を本職としている俺たちが
地域愛だけで活動してくれる消防団が
家族団欒や子供と触れ合う時間を割いて
活動してくれているのに

そんな時に
消防職員が有休とるかぁ?  ふつう
全国の消防本部はどうか知らんけど
俺は違うと思うぞ  絶対に違うと思うぞ

有給休暇の時季指定権を振りかざそうが
理由が何であろうが
消防のこの三つの行事は毎年同じ日程で変わることは無い
そんな時に家族旅行だ? もう航空券とっちゃいましただ?
ホテル予約しちゃいましただ?
挙句の果てには、「理由を言う必要はないですが敢えて言うなら私事です」 だと?
ふざけんなや!!

消防団も出て来てるんだぞ?
俺たちは職員だぞ?
特別警戒中なんだぞ?

こっちにだって 時季変更権があるのを知らんか?
ここまで言っちゃうとアウトかな(-_-;)

なんで敢えてそんな日を選ぶんだ?
その日じゃなきゃダメな理由はなんなんだ?

火災予防運動、特別警戒の意味を
しっかりと職員に教育してください・・・・・みたいな

そんなことを
5年前、最高責任者になったその日
管理職会議でぶちまけたことがある

当時は、勢いだけで言ってしまったかもしれないけど
考えは今も変わらない

ただ、それを職員に強要しようとは思わない
そんな意識を持ってくれる職員を育てることが
俺たち管理職の仕事の一つだと思っているから

俺たちは消防を職業としているプロ集団だ
火災が起きたときは上手に消せる
要救助者がいるときは安全に救出できる
傷病者を迅速、適切に搬送できる

当たり前だべや 職業なんだから

プロというのは、その当たり前の仕事ができる技術と知識
これだけは絶対に譲れないという職業意識と精神を持ち合わせて
はじめてプロといえるんだ・・・・と思う

もっと上手い表現したいけど・・・・・・語彙力が無い(^^ゞ

俺の職場はプロ集団であって欲しい
この先、来年も再来年もず~~~~~~~っと

今度は

お世話になる身だし<(_ _)>


歳末特別警戒
いい響きだ 好きだなぁこの言葉

管内に住む人たちが安心して安全な年を迎えられますように
消防は今日も歳末特別警戒を実施中です


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