この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2014年8月14日木曜日

お盆

先祖の霊が 「あの世」 から一時帰ってきて
家族と楽しく過ごして、また帰って行く

親父が亡くなってから、31回目のお盆

本当に帰ってきてくれるなら
会いたい

年老いたヨボヨボの弱々しい親父に
会いたい

平手じゃなく、ゲンコツで殴る親父に
会いたい

海と陸では、全く人格が変わる親父に
会いたい

バイクに乗って楽しそうに仲間とツーリングに行く親父に
会いたい

母さんに内緒で、未成年の俺をキャバレーに連れて行った親父に
会いたい

家に上がる時には、雑巾で足を拭いてくれた親父に
会いたい

酒飲んで、朝帰りして それでも漁に出た 無鉄砲な親父に
会いたい

浮気をして、母さんに出ていかれて 謝ってた親父に
会いたい

俺が東京に就職した時、別れ際に泣いていた親父に
会いたい

病気になって、動けなくなっても俺を叱り続けた親父に
会いたい

尊敬し、追いついて追い越す目標と定めた親父が
「あの世」に行ってしまってから
31年たった今でも
会いたくて 会いたくて 会いたくて

無性に涙が出てくる時がある

お盆の日、俺は仕事
日勤だから、夏季休暇をとっても警防態勢に影響はない

でも、俺は敢て毎年休暇を取らない
墓参りは早朝に済ませ、いつもどおり出勤する

親父が「あの世」から帰ってきて
一瞬でも俺の前に現れてくれた時

仕事休んで、赤飯や煮しめを食べ、ビールを飲んでる俺を見たら
絶対に怒鳴るはずだ

「こったらことで仕事休んでねぇ~で ちゃんと働いて来い!!」
「この からっぽねやみ!!」

絶対に怒る   俺には解る 俺だから解る 俺しか解らない


「消防は盆も正月もないないからなぁ お前も大変だな」

生前、親父はいつもそんなことを言って
死に際に息子が近くにいないかもしれないことを
自分に言い聞かせてるように俺には見えた

そんな親父が戻ってきた時
俺は、消防の服を着て、消防署で働いているところを
見てもらいたい

東京の消防ではなく
地元の消防に帰ってきた俺を見て、安心して欲しい

親父が愛した女を、俺はちゃんと最後まで
あんたの代わりに面倒みてますから
安心して下さい(笑)

そして、俺は親父を超えたか?
まだまだ足元にも及ばないのか?

「もっとシッカリしろぉ」 って
やっぱり、平手じゃなくゲンコツで殴られるのか?


あぁ

会いてぇなぁ クソ親父に

もしかしたら 今日あたり 現れないかなぁ・・・・









1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして
道内の同業者です。

カミさんの実家が同じ町なので
ネットでたどりつきました。

また お邪魔します。