歳末特別警戒を実施する
特に昨日と今日は強化週間として
日勤の俺たちも22時まで残って警戒にあたった
毎年恒例とは言うものの
職員はともかく、消防団の人達も
各分団に詰めて、警戒し巡回して火災予防を呼びかける
本当に頭が下がります
仕事が終わってから、活動服に着替え
家族水入らずの時間に詰所に来て
待機して、巡回に出て、本当に大変で、かつ崇高な任務です
以前は、消防車で赤色回転灯を点灯し
担当区域を巡視しながらマイクで広報して廻った
若い職員にマイクを握らせ
2時間近くも一人で広報させて
喉が渇くだろうと、先輩が自販機でジュースを買ってやり・・・・
消防車の中では、普段にはない、こんな和やかな空気が
流れることも、たまにはある
しかし、近年は
夜に広報して廻るのは ウルサイという苦情が寄せられ
それからは、マイクで広報するのは止めている
消防車を自販機の前で止めて、ジュースでも買おうものなら
直ぐに消防に電話が入る
今は、そんな時代なんだね
歳末特別警戒の火災予防は
消防車が赤灯廻して、なんだか廻ってたけど
まぁ年末でもあるし、火の取り扱いは気を付けなきゃなぁ
ぐらいにでも感じてくれればいいか・・・・
歳末特別警戒というのは、消防だけではなく
警察や他にいろんな防災機関や企業も実施するところもある
消防の歳末特別警戒は
年末の慌しい時期、空気も乾燥してるし
ストーブも点けてて、火の取り扱いは
いつも以上に気をつけて欲しい時期
新しい年を明るく迎えて欲しい
という気持ちを込めて、という予防の観点と
火災が最も発生しやすい時期で
何故か年末は放火も多い
一旦、火災が発生すると
空気が乾燥している分、延焼も速い
万が一火災が発生した時でも
常備、非常備の消防が直ぐに対応できるように
隊員を増強させておく、という警防面の強化
とりわけ
日勤である俺たちが残って警戒にあたるのは
指揮態勢の強化ってとこだ
平成25年も、あと3日
市民の方々が何事もなく、平和に
明るく笑顔で新年を迎えられるように
歳末特別警戒は除夜の鐘が聞こえるまで続く
消防に入ってから
この警戒を大変だと思ったことは一度もない
逆に、市民の方々が休んでる時、火事なんかあるはずがないと
気持ちが緩んでる時
そんな時にこそ、俺たちが働く時だと思っている
若い頃は、年末年始
特に元旦に勤務することを意気に感じていた
進んで消火栓の除雪作業に出たものだ
すると、近所のオバサンが
「消防さん たいへんだねぇ 正月も盆もないもねぇ」
とか労いの声を掛けてくれた
うれしくて うれしくて
そんなオバちゃんたちが
安心して暮らせるようにって働く意欲が沸いてきた
今は
除雪に出ることは殆どない
日勤者は、正月は休みだ
でも、今でも仕事の意欲は変わらない
立場が変わって、仕事内容が変わっても
俺の気持ちはいつでも人命救助の為に活動している
違う角度から、たまには後ろから
そして、導いて、背中を叩いて
実際に危険な現場で活動する隊員たちを
直接的、間接的にサポートするのが俺の人命救助活動だと思っている
来年も、その先も もう隔日勤務の最前線に起つことはないけれど
俺が出来る 人命救助を やっていく
以上、
ちょっとせつない管理職からの
来年の抱負 でした(^^ゞ
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