この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2012年10月21日日曜日

全国高校駅伝競走大会北海道予選会

今年の高校駅伝は北斗市で開催されました。
俺は陸協に登録してるので
大会役員として中継所の記録係を手伝わされました。

日勤になってから、土日が休みになるので
何か、消防とは違う活動をしてみたいと思っていたところ
中学校の恩師である
道南陸協の会長から声を掛けられました

「お前、土日休みになったんだべ?
  陸上競技の手伝いしろ、申込書は俺が書いておくから
    いいが? いいべ? いつか3,000円持ってこい」

中学校の時のバスケ部の監督であり、担任であった先生

漁師になることを決めていた俺は
高校へ行く予定はなかった
当然、勉強もせずに成績も最悪
入る高校なんてあるわけがない

ある日、「漁師になるにしても、高校だけは出た方がいいぞ」
って先生に言われ
「そうかなぁ?」と思いつつも、その気になってしまった俺

しかし、勉強の仕方さえ知らないし
恥ずかしい話が、今だから言うけど
中学3年生で割り算ができなかった・・・

ただ、英語だけはなんだか平均点をとっていた

洋楽を聞いていたせいで
ビートルズなんかの優しい英語は耳で覚えていて

When I was younger
So much younger than today
I never needed anybody's help in any way

とか今でも書けちゃうんだもんね(n‘∀‘)η

そんなアホな俺を見捨てないで
この先生は
入試前1ヶ月で、これだけは絶対に間違うなって
ところをノートに書いてくれて、放課後俺の勉強を見てくれた。

おかげで俺は、なんとか公立高校に合格\(^o^)/

こんな先生、今いるか?
金八先生より以前の話だ

そして
紆余曲折を経て 俺は消防の世界へ入った。

そんな先生に声をかけられたら
断れるわけがない
っていうか 断ったら 殺される((((;゚Д゚))))

んな訳で
朝6時に起きて 7時に役員ミーティング
8時に中継所についてスタンバイ
スタートは10時だ

俺は女子の第3中継所の担当
「あぁ~どうせなら男子の中継所をやりたかったなぁ」

なんて思っていたら
なんと 100m手前が男子の第2中継所
しかも、札幌山の手のケニア人留学生
ドゥングがアップしてるではないか

今年は楽勝だな

札幌山の手は息子が2年の時に 全道初優勝
都大路にも2回連れてって貰ったし
監督にもお世話になった

当然、俺はOBの親として応援だ

しかし、結果は30秒の差で大谷室蘭に惨敗

いくらドゥングが速くても54秒も開けられたら
キツいだろうな

まだ、16歳の子供だ
ワケのわからない日本にやってきて
みんなから絶大な期待を寄せられ
プレッシャーと戦いながらよく頑張ってくれた

駅伝はみんなで走るもの
個人競技ではない
心を一つにして襷を継なぐ
だから、日本人は駅伝が好きなんだ

息子も大学の練習がない暇な時に
ちょくちょく顔を出して
練習で引っ張ってやってたみたいだし

「あんなに 練習してたのに 残念」
「ドゥングがかわいそう」
先輩として悔しそうだったけど

練習を一緒にやってて
ちょっとは危機感を持っていたみたいだ

俺たちの無責任な期待なんかと違って
冷静に戦力を分析してたんだね

でも、あの監督なら やってくれる
来年は必ず素晴らしいチームに作り直してくる
リベンジを意識した1年間は
キツイ一年になると思うけど
あの監督は不屈の精神を持ってる野心家だから

若い学生はその魅力に引っ張られ着いて行く

来年は頼むぞ 監督そして学生たち

北海道の高校が都大路で先頭を走り
全国制覇することは決して夢じゃないんだから

あぁ 長いなぁ  今日の日記は・・・・(^^ゞ

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