最近は大雨警報がやたらと発表される
消防では大雨警報と暴風警報が発表された時点で
管理職が参集することになっている
なっているというか・・・・・・・・している
要するに平常時の警戒態勢を
ワンランクアップさせて、非常態勢を敷くわけだ
大雨による重大な災害が発生する恐れがあると
予想されているからには
おちおちと家で酒など呑んでる場合ではない
でも、これがまた雨降らないんだわ・・・・一滴も
雨が降らないという事は、災害が発生しないという事で
これはこれで喜ばしいことではあるんだけど
管轄で降らなくても、山奥の方でガッツリ降っている場合もあり
川の水位には注意しながら目が離せない
氾濫注意水位が近くなったら、避難勧告の発令を考えなければならないし
今まで降った雨のせいで、地盤が緩んで土砂災害が発生する危険は
警報が解除された後も継続しているわけで
どっちにしても危険な状態に変わりはない
最近は、気象庁も頑張ってくれて
高解像度降水ナウキャストなるものがパソコンで簡単に見ることができて
250mの解像度で降水を予測してくれている
おかげで、「そろそろこっちも降るぞぉ~」
という感じで 消防のにわか予報士達が騒ぎ始める(笑)
でも、最近は どこからともなく雨雲が突然出現して
一気にドバァ~と雨を降らせて
その後は、青空・・・・・・・
こんな調子の繰り返しだ
にわか予報士では予想がつかない
こんな時は、「どうせ、降らないだろう」
「どうせ、降ってもたいしたことないだろう」
「どうせ、気象庁が神経質になって発表してるだけだろう」
という気持ちが、頭を持ち上げてくる
これは非常に危険だ。
自制しなければならない。
俺達の本来の任務はいったいなんだ?
こんな時こそ、初心に帰らなければならない
「油断は禁物」
こんな、ありきたりの言葉を、俺達消防職員が忘れてしまったら
いったい誰が市民を守るんだ
空振りで帰ってくることは、消防にとっては最高の喜び
しかし
見逃しで、遅きに失することは
絶対にあってはならない
こうやってブログに書くことで
自分を戒めるキッカケを自分で作らないと
気持ちが緩んでしまいそうで、情けない
油を一滴でもこぼしたら命を断つ
油断大敵だ
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