この先にあるもの

公務員卒業
自分の気持ちを最優先に、この先のことは少しづつ考えながら
赴くままに生きてみたい。

2014年9月19日金曜日

新人歓迎会

今頃?
って感じですが、毎年この時期に開催です。

理由は3つ

表向きは、4月という世の中の動きが激しい時に
歓迎会という名目で、酒など呑んで騒いでる場合ではない。

消防は世の為、人の為、
事故が多発しそうな時期、急病人が出そうな時期
そんな時期にこそ、警戒していなければならない。

市民が遊んでる時に仕事をし、市民が働くときも仕事をする。

そんな慌ただしい時期が4月だ。

そして内裏の事情・・・・・

4月1日採用の新人職員は
1週間後、直ぐに消防学校の初任科に入校する。

新人にとっては、緊張の連続の1週間でもあり
荷物を纏めたり、管理職の座学を聞いたりと
精神的にピークの状態が続く。

まぁそれも消防という世界の試練の一歩でもあるわけだが

わざわざ、そんな忙しい時に、新人を連れ出さなくてもいいわけで
しかも、消防は隔日勤務なので
新人は2夜連続で出席することになる・・・

これは新人にとっては辛い

そして、3つ目の理由は、救急救命士の採用にある。

救急救命士の国家試験合格発表は3月31日
合格するかどうか解らない職員を採用する訳にはいかないし
不合格の場合の採用取り消しという手続きと
その後の、補欠採用となると困難極まりないし

救命士は全道、全国から採用試験を受けに来るので
管内居住を条件にしている関係から
合格者は、引越し という面倒な作業がある。

その為、救命士に関しては6月採用としている。

4月に消防学校に入校した新人が卒業してくる8月
6月採用の救命士の所属教育機関が終わる8月
消防学校初任後期入校は10月

その合間を取って
消防の新人歓迎会は9月に実施している。

そして 今日がその1日目
俺は明日の出席

警防態勢を確保しながらの消防の宴会は
実施するまでに、幹事は何かと面倒な作業がある

誰に自宅待機してもらうか
宴会で誰が酒を呑まないか

召集を掛けた時の、参集する救急隊員と救命士の指定
災害が発生した時に参集する管理職の振分け

それでも、職場としては
組織を上げて若い職員を歓迎したい

消防人として、社会人として一歩踏み出した若者たちが
今後、5年後、10年後どんな職員に育っているか

それは、全て俺達の責任である。

パワハラ、セクハラ、パタハラ
いろんなハラスメントに気を付けながら
厳しく、厳しく、厳しく育てていかなければ、消防は成り立たない

そして
非番日には確実に「ただいまぁ~」と妻の元へ、彼女の元へ
帰してやるのが、俺たち管理職の務めだ

その為には
命綱を預ける相棒が
信用できない、いい加減な奴では

人命救助どころか

要救助者が1名増えるだけだ

これから長い、消防人生を歩む若武者たち
元気に成長していって欲しい、と願いながら

俺は明日   酒を呑む・・・・(^_-)-☆











0 件のコメント: